ハリウッド女優が考案のパイナップルダイエット

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新鮮なパイナップル

今、再注目されている「パイナップルダイエット」に密着

SNSや口コミで話題の「パイナップルダイエット」、皆さんも聞いたことがありませんか?

パイナップルには有益な分解酵素や様々な栄養素が含まれており、普段の食事にパイナップルを効率的に取り入れることで、ダイエットだけではなく美容面や健康面にも良い効果がでてきます。

良いことだらけのパイナップルですが、もちろんデメリットも存在し、正しく行わないと逆効果になってしまう可能性もあります。今回のレポートで「パイナップルダイエット」について正しく学ぶことで、長く健康的にダイエットをしていきましょう。

ハリウッド女優が考案したダイエット方法

「パイナップルダイエット」とは、1987年にハリウッド女優のジョディ・マゼルが考案したダイエット法です。彼女はこの方法により、なんと30㎏以上もの減量に成功したのです。そのダイエット法を記した本は日本でも発売され、当時一躍注目を集め話題となったダイエット法です。

それからおよそ30年の歳月が過ぎ、「パイナップルダイエット」が再び脚光を浴びる事となった背景には、現在大変人気がでてきている栄養素が鍵を握っています。そのキーポイントとなる栄養素が『酵素』なのです。パイナップルに含まれる酵素のパワーと豊富な栄養素の数々に注目が集まり人気が再来したというわけです。

なぜ体重は増加してしまうのか?~ジョディ・マゼルの見解より~

「パイナップルダイエット」を考案したジョディ・マゼルは、体重が増加してしまう仕組みは食べ合わせによる消化酵素の混乱が原因であると説明していました。

その仕組みがどのようなものかというと、果物であるパイナップルに含まれている消化酵素がポイントとなります。消化酵素は小腸内において食べ物を体に必要な栄養素へと変換してくれます。

果物は15分~20分程で変換されますが、ご飯やパンのような主食となる炭水化物は消化に3時間程かかります。更に肉や魚等に含まれるタンパク質は消化に10時間程もかかってしまいます。

では、消化に時間のかかるタンパク質が胃の中にあるうちに、それよりも消化の早い炭水化物や果物を食べて胃の中に入れるとどうなるでしょうか?

胃の中に食べ物が溢れて渋滞を起こし、本来働くはずの酵素の働きが崩れて消化が上手くいかなくなります。

そのため、食べ物が未消化のまま腸内に長く溜まってしまい、腐敗して毒素が発生してしまいます。こうして腸内環境が悪化してしまい、体重が増加する原因となってしまいます。

消化酵素の働きが崩れるという問題を解消してくれるのが、これから説明する「パイナップルダイエット」なのです!

「パイナップルダイエット」の効果とは?

お店に置いてあるパイナップル

パイナップルの酵素として有名なのが「ブロメライン(ブロメリン)」です。この「ブロメライン」は消化酵素の1つであり、タンパク質を分解する作用があると言われています。

これにより胃腸の負担を軽くし消化吸収を高める働きをしているのです。更に「ブロメライン」は腸内に溜まる腐敗物を分解し、筋肉を維持する効果もあると言われ、身体を痩せやすい体質に変えてくれるといった大きなメリットをもっています。

このような作用を活かしながら、タンパク質と炭水化物を一緒に摂らないなどの食事内容に気を付ける事で、高いダイエット効果が望めますね。

パイナップルには栄養素がたくさん!

パイナップルの中には非常に多くの栄養素が含まれており、ダイエット効果以外にも様々なメリットが期待出来る優秀な食材です。では具体的にどの様な栄養素が含まれているのか見てみましょう。

「パイナップル」100g当たりの主な栄養素 (エネルギー約50㎉)

ビタミンA相当量 3㎍ カルシウム 13mg 炭水化物 13.12g
チアミン(B₁) 0.079mg 鉄分 0.29mg 糖分 9.85g
リボフラビン(B₂) 0.032mg マグネシウム 12mg 食物繊維 1.4g
ナイアシン(B₃) 0.5mg リン 8mg 脂肪 0.2g
ビタミンB₆ 0.112mg カリウム 109mg 飽和脂肪酸 0.009g
ビタミンC 47.8mg ナトリウム 1mg 一価不飽和脂肪酸 0.013g
ビタミンE 0.02mg 亜鉛 0.12mg 多価不飽和脂肪酸 0.04g
ビタミンK 0.7㎍ タンパク質 0.54g 水分 86g

※参考:USDA栄養データベースより

上記がパイナップル100g当たりに含まれる主な栄養素です。ビタミン、食物繊維、ミネラルなど様々な栄養素が豊富に含まれていることがわかりますね。

これらが持つ効能としては、「抗酸化作用」「視力の正常化」「疲労回復」「皮膚や粘膜の健康維持」「成長促進」「脳神経の正常化」「動脈硬化の予防」「貧血予防」「皮膚や血管の老化防止」「免疫力の向上」「ストレス防止」「骨や歯の形成」「高血圧予防」等、様々な効果があげられます。

ダイエット効果以外にも様々なメリットがあるので、健康のためにも積極的に摂取しましょう。更にパイナップルにはクエン酸も多く含まれています。

クエン酸は「クエン酸回路」と呼ばれる体内の仕組みによって、生きていく上で必要なエネルギーを生み出してくれます。そのエネルギーは疲労回復に使用されます。

そして何よりも重要な働きをしてくれるのが、前述したダイエット効果として最も期待される「ブロメライン」の消化酵素の働きです。

タンパク質の分解・腸内環境正常化・筋肉維持の効果で体質を改善し、理想的なボディへと導いてくれるでしょう。また、パイナップルには食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は腸内を綺麗に掃除し、便秘解消・美容効果やデトックス効果にも大きな効果があると期待されます。

パイナップルダイエットのプログラムとスケジュール

ジョディ・マゼルによる「パイナップルダイエット」のやり方はとても細かく、6種類の指定メニュー通りに行う事で減量が出来るといったプログラムになっています。

「いつ」「何を一緒に摂るか」を重要としながら、効果的にパイナップルを取り入れていくといった内容です。具体的には、次の例のようにダイエットをおこなっていきます。

まず、その日の初めての食事は酵素を含む果物を食べます。この時に食べる量は制限がなく、好きなだけ食べてもかまいません。

その後普通の食事(炭水化物・脂質・タンパク質)を摂る場合は2時間以上間隔をあけます。一旦果物以外のものを食べたら、その日は果物を控えます。

フルーツジュースやワインは果物と考えますが、ワイン以外のアルコールは炭水化物と考えます。果物の後に炭水化物を食べた場合は量をいくら取ってもかまいません。

しかし、わずかでもタンパク質をとった後は、残りの食事80%をタンパク質にしなければなりません。以上のように、食事内容の食べ合わせが重要となります。

このようなことを踏まえて、次のようなスケジュールとなります。

週刊スケジュール メニュー
1週目 果物中心のメニュー
2週目 果物以外の食材を追加したメニュー
3週目 体重を減らす事がメインとなるメニュー
4週目 食物群と酵素をバランスよく摂るメニュー
5週目 燃焼・栄養・洗浄のサイクルを活発化させ身体を安定させる為のメニュー
6週目 果物と普通食を組み合わせたメニュー

上記の内容が当時のジョディ・マゼルが開発した「パイナップルダイエット」のやり方です。しかし、これは非常に細かい規則による内容であるため、実践するのは難しい!という方もいらっしゃるでしょう。

しかし、現在はこのやり方とは少し異なり、自分に合ったスタイルで「パイナップルダイエット」をする方が増えていますよ。例えば、次のような方法があります。

  • 一食置き換えのスタイルで朝食をパイナップルにする方法
  • 一食置き換えのスタイルで夕食をパイナップルにする方法
  • パイナップルを食べて三時間ほど経過したところで肉を摂取するという方法
  • 置き換えのスタイルで、短期間三食全てをパイナップルにする方法
  • 一食置き換えのスタイルで朝食を生のパイナップルジュースとして摂取する方法
  • 豆乳とパイナップルを混ぜてドリンクにしたものを毎日一定量摂取する方法

これらは一般的に多いやり方ですが、こうでなければいけないという厳密な決まりはありません。このようにパイナップルのダイエット効果を活かしながら、無理なく栄養素として補うオリジナルなやり方を実行されている方が多いようです。効果と結果は人それぞれではありますが、長期的に続けながら良い結果を期待したいですね。

ダイエットに効果的なパイナップルの食べ方

調理されたパイナップル

ダイエットに効果的な食べ方として最も大切な事が、出来るだけ生のパイナップルを食べるという事です。パイナップルに含まれる消化酵素の「ブロメライン」は熱に弱く、60℃以上で加熱すると酵素が壊れてしまいます。

ですから熱処理を加えた缶詰のものでは正しい効果が得られません。また市販のストレートジュースについても、殺菌処理を施している場合が多く、この場合も酵素の効果は得られません。結果として多少手間はかかりますが、生のパイナップルやカットフルーツを利用するのが最も効果的と言えるでしょう。

生のパイナップルを選ぶ際の注意点ですが、なるべくよく熟した物を選びましょう。実が固くあまり熟してない物には「シュウ酸カルシウム」が多く含まれています。

更にこのシュウ酸カルシウムは針状の結晶を形成するため、舌や口内にチクチクした刺激を感じ口内炎等のトラブルを招いてしまいます。長く良質なダイエットを続ける為にもよく熟した甘く美味しいパイナップルを選ぶとよいですね。

もう1つの効果的な摂り方に豆乳と合わせて摂る方法があります。豆乳には脂肪の吸収を抑える働きがあり、更に豆乳に含まれる「大豆サポニン」という成分は脂肪の燃焼を活発にしてくれます。

他にも豆乳に含まれる「イソフラボン」という成分には肌の保湿力と新陳代謝を活発にする働きがあるため、すべすべな美肌に近づけてくれるといったメリットがあります。

このように良い効果がたくさん詰まった豆乳とパイナップルジュースを混ぜると、更なる驚きの相乗効果を発揮します。豆乳に含まれる大豆タンパク質とパイナップルに含まれるフルーツ酸の働きにより大豆ペプチドが生まれます。

この大豆ペプチドが腸で吸収される時に血流を活発に促進し基礎代謝量をアップさせる効果があると言われています。また、パイナップルと豆乳を混ぜてパイン豆乳にすれば、そのまま豆乳を飲むよりも断然飲みやすくなります。豆乳を飲むのが苦手な方も、パイン投入をぜひ試してみてください!

缶詰のパイナップルでもダイエット効果はあるのか?

缶詰のパイナップルについては「ダイエットに効果的なパイナップルの食べ方」のところでも触れましたが、残念ながらダイエット効果としてはお勧め出来ません。

非常に便利で使いやすい缶詰のパイナップルですが、その作り方の工程を見るとその事がよくお分かりいただけるでしょう。

甘くて柔らかくてとても美味しいパイナッブル缶には大量の砂糖で出来たシロップが加えられています。これにより通常の生の状態でも比較的糖分を多く含む上に、更に多くの砂糖が加えられ、糖分の過剰摂取になってしまいます。

また加熱に弱い「ブロメライン」の性質上、100℃以上の加熱殺菌処理を加えられてしまっている缶詰のパイナップルでは、ブロメラインの酵素が破壊されてしまっているため、必要とする効果はなくなってしまっているのです。

ですから「パイナッブルダイエット」として使用するのであれば、やはり生のパイナップルを利用される事をお勧めいたします。

パイナップルダイエットのメリット

厚生労働省によると、日本人の果物摂取量は不足がちであると言われています。その為21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」では1日に200g以上の果物を食べる事を推奨しています。この結果において栄養価の高い「パイナッブル」を積極的に摂取するパイナップルダイエットは非常に効果的と言えるでしょう。

  • 体に必要な栄養素を効率よく補給する事ができる
  • 夏場の暑い時等食欲のない時にも摂取できる
  • 調理しないで食べる事が出来る為、取り扱いが手軽
  • 比較的低カロリーである為、ダイエット中でも安心

「ダイエット効果」「美肌効果」「便秘解消効果」「疲労回復効果」など、理想的な効果が多く期待出来ます。

パイナップルダイエットのデメリット

多くのメリットがあるパイナップルダイエットですが、やはりデメリットも存在しています。長く健康的にダイエットを続けるためにも、以下にまとめたデメリットをきちんと押さえましょうね!

短期間で大きな効果は期待できない

高いダイエット効果が期待される「パイナップルダイエット」ですが、三食全てを置き換えてしまうなど過度の摂取はリバウンドを招きやすいと言われています。短期間で大きな成果を求める事はあまりお勧め出来ません。

生のパイナップルは手に入りずらい

パイナップルは生で利用することが望ましいのですが、生のパイナップルは手に入りづらく、慣れていないと扱いづらいです。

朝の忙しい時間に手間がかかるため家族の理解が必要

一人暮らしで自分だけの食事を考えられる場合と異なり、家族と共に暮らす方にとっては、朝の忙しい時間等に「パイナップルダイエット」を続ける事は家族の理解と協力が不可欠です。

酸蝕歯による虫歯のリスク

「パイナップル」の中には多くの「酸」が含まれています。これにより歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまう「酸蝕歯」になりやすいと言われています。これを放置すると更にミュータンス菌が入りやすくなってしまうため、虫歯の原因となる可能性があります。虫歯になりやすい方は特に気をつけないといけません。

身体を冷やす原因になる

果物を多く摂取するため、身体を冷やす原因となります。なるべく常温で摂取し、それ以外の食事面を温かいものにするなど、注意が必要でしょう。

パイナップルダイエットの注意点

パイナップルを持つ男性

上記の様々な情報と重複してしまいますが、パイナップルダイエットを行う上で注意すべき点をまとめました。

パイナップルを食べた直後のタンパク質接種を控える

パイナップルダイエットの性質上、パイナップル摂取後のタンパク質等の摂取は出来るだけ時間を空けるようにする事が望ましいでしょう。3時間程度の間を取ることが理想です。

缶ジュースや缶詰を避ける

出来るだけ生のパイナップルを使用するようにしてください。市販のジュースや缶詰ではダイエット効果が得られません。

熟したパイナップルを食べる

未熟な果実は「シュウ酸カルシウム」の針状結晶の影響により、口内が荒れるだけではなく、ブロメライン酵素の過剰な働きによる出血を招く恐れもあります。出来るだけ熟した柔らかいパイナップルを利用するようにしましょう。

ダイエットのペース配分に気を付ける

ダイエットのペースは一般的に1カ月に体重の5%以内に抑えるのが望ましいと言われています。それ以上の過度なペースは停滞期を招き痩せにくい時期が続きやすい為、モチベーションを保つのが難しいというデメリットがあります。またその為に途中でやめてしまう事はリバウンドを招きやすく身体にも大きな負担を与えてしまう結果となるため、注意が必要ですよ。

まとめ

今回は、30年前に実際の成功体験をもとに話題となり、そして現在再び人気となっている「パイナップルダイエット」について、その詳しい内容や効果等について調査しました。

時間の経過とともに「やり方」については随分と柔軟に変化していますが、基本的なパイナップルがもつ消化・分解酵素や美容などへの効果を利用するダイエットという意味では、昔も今も変わっていません。

「生のフルーツを摂取する」というコンセプトは、身体にとって非常にプラスの効果があり、健康的なダイエット法と言えるのではないでしょうか?

ただし昔から言われているように、単品ダイエットというのは、やり方を間違えるとかえって身体を壊してしまったり、長続きせずにすぐに終わってしまったり、リバウンドを招きやすかったり、思った結果が得られないといったマイナスの結果になってしまいます。

ですから「パイナップルダイエット」を実際に行う場合には、正しいやり方で身体や気持ちに無理のないように、健康的に取り入れて生きましょうね。以上、「パイナップルダイエット」の密着レポート記事でした。これを読んだあなたも是非一度お試ししてみてはいかがでしょうか?

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