脱毛後の肌荒れ原因と症状の改善方法

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ムダ毛処理をしたら、「なんだか肌がピリピリする」「毛穴が赤くなって痛い」なんていう経験、あなたにもあるのではないでしょうか。

これらの症状は、脱毛や除毛などムダ毛処理による肌荒れが原因です。

今回は、なぜ脱毛後は肌荒れになるのか、また、どうすれば肌荒れを防げるのか?そして現在、肌荒れがある場合の改善方法について解説していきます。

脱毛で肌荒れになる原因

脱毛で肌荒れが起こる原因は、大きく2つに分けられます。

肌に傷がつくから

カミソリでのシェービングは、ムダ毛と一緒に肌表面にある角質層も削っています。

また、毛抜きは毛根にしっかりとくっついている毛を無理に引き抜くことで周辺の細胞を傷つけ、さらに毛が毛穴を押し広げながら出てくる際に、毛穴にもダメージを与えます。

その他どんな方法を選んだとしても、肌をいっさい傷つけずにムダ毛処理をすることはできません。

肌がヒリヒリするのも、発疹や赤みが出るのも、肌や毛穴が傷ついてしまったことが原因です。

肌が乾燥するから

カミソリでの処理は角質層を削ると言いましたが、このことは単に肌を傷つけるだけでなく、肌の乾燥をまねく原因にもなります。

なぜなら、角質層は肌内部にある水分の蒸発を防ぐ役割も果たしているからです。

また、角質層を覆う皮脂膜にも、水分の蒸発を防ぎ、摩擦による刺激から肌を守る働きがありますが、あやまった脱毛方法を続けると、この皮脂膜も不足してしまいます。

ムダ毛処理によって乾燥が進むと、肌はバリア機能を失い、ウイルスや細菌が入りやすくなるため、肌荒れが起こりやすくなるのです。

脱毛による肌荒れで起こるデメリットいろいろ

脱毛が原因で肌荒れをすると、さまざまな不都合が起きてしまいます。

かゆい/ヒリヒリする

肌荒れをすると、体が温まった際にかゆみや痛みが出やすくなったり、洗顔料や石鹸など、普段は何でもないものが刺激になってヒリヒリしたりすることがあります。

また、せっかくの海やプールも、海水や塩素がしみて痛んだり、赤く腫れてしまうことがあります。

埋没毛や毛嚢炎になる可能性がある

「埋没毛」とは、皮膚の中でムダ毛が育ってしまうこと、「毛嚢炎(毛包炎)」とは毛穴にブドウ球菌という細菌が入り込み、ニキビのような炎症を起こすことを言います。

どちらも、ムダ毛処理による肌トラブルが原因で起こりますが、単なる肌荒れが2~3日で良くなるのに対して、埋没毛や毛嚢炎は完治まで数週間ほどかかる場合もあります。

しばらくムダ毛処理ができなくなる

さらに困るのは、肌が荒れると、炎症が落ち着くまでムダ毛処理ができなくなることです。

完治しないうちに無理に脱毛を再開すると、患部に傷をつけさらに症状が悪化する心配があります。たとえムダ毛が気になっても、しばらくの間は処理をお休みしなければなりません。

オシャレの幅が狭まる

カミソリ負けした肌は、赤みが出たり、出血したり、毛穴が鳥肌のようにぶつぶつしたりします。

せっかくムダ毛がなくなっても肌が汚く見えるため、ショートパンツやスカート、ノースリーブなど肌を露出する服が着られなくなり、オシャレの幅が狭まってしまいます。

また、顔が荒れると、化粧ノリが悪くなったり、化粧品自体が使えなくなったりすることもあります。

肌荒れリスクが高い危険な脱毛方法

肌荒れは、アトピー肌や敏感肌など、体質や肌状態が原因の場合もありますが、多くはあやまったムダ毛ケアによって引き起こされます。

では、どんなムダ毛ケアが肌荒れのリスクを高めてしまうのか、詳しく見ていきましょう。

カミソリでの深剃り、逆剃り、カラ剃り

できるだけ剃り跡を残さないようキレイに仕上げようとすると、刃を皮膚に強く当てる「深剃り」や、毛の流れとは逆方向に刃を動かす「逆剃り」をしてしまいがちです。

また、お風呂に入るついでにムダ毛処理をする方も多いと思いますが、肌が柔らかくなりすぎている状態での剃毛も、深剃りの原因になってしまいます。

深剃りや逆剃りは、ムダ毛だけでなく肌の潤いを守る角質層まで削ってしまうため、肌が乾燥したり、肌表面に細かい傷がついたりして、肌荒れが起こりやすくなるのです。

シェービングジェルなどを塗らず、乾いた肌をそのまま剃る「カラ剃り」も肌荒れの大きな原因です。

古いカミソリや不衛生なカミソリの使用

ただでさえ肌ダメージの大きいシェービングですが、カミソリが古くて錆びていたり、刃こぼれしていたりすると、肌を傷つけ、傷口から細菌が入りやすくなってしまいます。

特に、湿度が高いお風呂場に置きっぱなしのカミソリは、錆びやすく、雑菌が繁殖して不衛生になりがちです。

使用後は、毛やシェービングクリームをきれいに洗い流し、十分に乾燥させてから保管しましょう。

定期的に刃を交換し、常に清潔で切れ味の良いものを使うことは、肌へのダメージを最小限に抑える方法として有効です。

除毛クリームの頻繁な使用

一気に広範囲の処理ができ、カミソリの刃によるダメージもない除毛クリーム。一見、肌に優しいイメージがありますが、決してそうとは言えません。

除毛クリームは、「チオグリコール酸カルシウム」という酸性の成分で毛を溶かして除毛する仕組みです。

肌も毛も主成分は同じタンパク質。毛を溶かす除毛クリームは、肌への負担も大きいため頻繁な使用は避けるべきです。

特に、敏感肌の方や、パーマやカラーリングでかゆみやヒリヒリ感が出やすい方、生理前や生理中などの肌が敏感な時期の使用には、注意が必要です。

事前にパッチテストを行い、肌に異常が出ないか確認してから使用しましょう。

ブラジリアンワックスやガムテープでの脱毛

ムダ毛部分にハチミツベースのワックスを塗り、ストリップスと呼ばれるシートを貼って一気に剥がすブラジリアンワックス。

毛が毛根ごと抜け、脱毛跡が残らないのが魅力です。

ただ、シートを剥がす際には角質層が一緒に剥がれたり、毛穴を傷つけたりするため、頻繁な使用は肌荒れを招きます。

粘着力のあるシートを貼ってムダ毛を抜く脱毛シートも、処理方法としては同じ仕組みなので、肌が弱い人は注意が必要です。

なかには、脱毛シート代わりにガムテープを使う人もいるようですが、粘着力が非常に強く、当然ながら肌をいたわる成分は全く入っていないので、絶対にやめましょう。

家庭用脱毛器の頻繁な使用や出力の上げすぎ

自宅にいながら、エステと同じ仕組みで光脱毛ができる家庭用脱毛器。予約を取る手間も、通う必要もなく、自分の好きなタイミングでムダ毛処理できるとあってとても人気です。

ただ、この自由度が皮膚トラブルを招く原因にもなっています。

例えば、できるだけ早く脱毛を完了させたいとの思いから、頻繁に使用する、初めから出力を上げすぎる、といったことをやってしまいがちですが、このような使い方は、効果があるどころか、やけどや肌荒れの原因になります。

脱毛器は、肌荒れがひどいと使用できません。メーカーが定める使用頻度を必ず守り、肌の様子を見ながら慎重に出力調整をしましょう。

脱毛直後のスクラブの使用

スクラブは、古い角質を落とすことで肌表面をなめらかにしたり、くすみを取ったりする美肌ケア用品です。

スベスベ肌になりたい、ワントーン明るい色白肌になりたいと定期的に行っている女性も多いですが、脱毛後の使用はNGです。

というのも、スクラブには植物の種子や繊維、塩などの細かい粒子が含まれているため、脱毛でダメージを受けた肌をさらに傷つける恐れがあるからです。

脱毛前後の日焼け

日焼けした肌は、Ⅰ~Ⅲ度まである火傷のうち、Ⅰ度(軽度)と同等の状態です。通常と比べて刺激に弱くなっているため、脱毛によって赤くなったり、発疹やかゆみが出たりすることがあります。

逆に脱毛後の肌も傷ついているため、日焼けによってダメージが蓄積されて肌荒れを起こす原因になります。

どのような処理方法であっても、脱毛前後は日焼け止めクリーム、ラッシュガード、帽子などで紫外線対策をしっかり行いましょう。

ムダ毛の自己処理で肌荒れしやすい部位

自己処理で肌荒れしやすいのは、①脱毛頻度が多い部位、②肌に凹凸があって処理しにくい部位、そして③肌が薄くデリケートな部位です。具体的に見ていきましょう。

顔(男性は髭部分)

女性がシェービングする場合、おでこ、小鼻、鼻下など、場所によって刃の向きを変えながら細かくカミソリを動かす必要がありますが、顔の皮膚はとても薄いため、少し手元が狂っただけで肌を傷つけてしまいます。

また、うっかりニキビや吹き出物に刃があたり、傷口から雑菌が入って化膿することもあります。

一方、男性の髭は硬いため、きれいに剃ろうとカミソリの刃を強く皮膚に押し当てることで、カミソリ負けをしがちです。

髭剃りは毎日行うため、肌がダメージを修復する期間がないことも、慢性的な肌荒れの原因と言えるでしょう。

デリケートゾーン(VIOライン)

VIOラインとは、Vライン(正面から見てショーツからはみ出る部分)、Iライン(陰部の両脇)、Oライン(肛門周り)のこと。

ほかの部位と比較して毛が硬く、皮膚が薄く柔らかいので、脱毛の際の肌ダメージが大きくなります。

また、凹凸があり、自分自身では見えにくい部分でもあるため、シェービングの際に傷つけやすいことも肌荒れの一因です。

ほかのどの箇所よりも、生えているところを見られるのが恥ずかしいワキ毛。夏場は、ほぼ毎日自己処理をしている女性も多いことでしょう。

でも、脇の皮膚は薄いため、毛抜きを使うと破れて出血することがあります。また、しわがあり平らではないので、カミソリの刃がひっかかって傷をつけてしまうこともあります。

足や腕

電車で座っているときに気になる足や、至近距離になると意外に見られている腕も、脱毛頻度が高く肌荒れしやすい部位です。

また、紫外線を浴びる機会が多いため、乾燥しやすいのも肌荒れの一因です。

エステの光脱毛や医療レーザー脱毛で肌荒れすることはある?

レーザーやフラッシュは、毛根周辺のメラニン色素に反応して熱を発生させ、毛を作る元である毛乳頭や毛母細胞を破壊します。

ある程度照射出力が高くなければ、脱毛効果は得られませんが、施術者の技術が低く、必要以上に出力を上げてしまうと、施術部位が赤くなったり、ヒリヒリしたり、やけどを起こすことがあります。

脱毛によるやけどは、一時的な症状であることが多いですが、施術後のケアをしっかり行わないとそのまま肌荒れに移行してしまう可能性もあります。

脱毛とニキビの関係

肌荒れのなかでも、多くの人が悩んでいるニキビ。ここでは、脱毛とニキビに関するさまざまな噂を検証していきます。

ニキビがあると脱毛の施術が受けられないって本当?

ニキビは、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄色ニキビ→紫ニキビの順で進行します。

白ニキビ1~2個程度であれば問題ないケースが多いですが、炎症を起こして痛みがある赤ニキビや、膿んでいる黄色ニキビ、膿と血が混じって腫れている紫ニキビは、完治するまで施術できないサロンもあります。

また、症状としては比較的軽い黒ニキビですが、ほくろやシミのようにレーザーが色に反応してやけどを起こす可能性があるため、その部分を避けて照射することがあります。

いずれにしても、顔や背中にニキビがある場合、施術できるかどうかはカウンセリングや診察で判断してもらうことになります。

顔脱毛をするとニキビができにくくなるって本当?

ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって酸化し、そこに常在菌であるアクネ菌が増殖することでできます。

産毛には、アクネ菌の増殖を助ける皮脂や汚れが付着しがちなので、顔脱毛をして産毛をなくすことは、ニキビの予防法としては有効です。

脱毛でニキビ跡が消えるの?

多くの脱毛クリニックで使用されている「アレキサンドライトレーザー」は、脱毛だけでなく、シミやくすみ、ニキビ跡の治療にも使われています。

そのため、脱毛の際に消したくないほくろにシールを貼り、レーザーの影響を受けないようにするクリニックもあります。

ただ、同じアレキサンドライトレーザーでも、治療用と脱毛用とでは仕様や出力が異なります。ニキビ跡が消えることへの過度の期待はしない方が良いでしょう。

脱毛後に肌荒れしないための予防対策

肌荒れせずに脱毛するためには、以下の2つの予防対策が有効です。

  • 脱毛の回数を減らすこと
  • 保湿をしっかり行うこと

詳しく見ていきましょう。

脱毛処理の回数をできるだけ減らす

人目につきやすい足や腕、薄着の季節になると気になる脇などは、毎日処理している女性も多いことでしょう。

しかし、毎日の脱毛は、傷ついた肌が回復する暇もないため、肌荒れが起こりやすく、また治りにくくなってしまいます。

肌荒れを防ぐためには、できるだけ脱毛回数を減らし肌を休ませることが大切なのですが、だからといってムダ毛を伸ばしっぱなしにするわけにはいきませんよね。

その場合、思い切って永久脱毛を受けてしまうのもオススメです。そもそも毛が生えなければムダ毛処理の必要もなくなり、肌荒れすることもなくなります。

クリニックのレーザー脱毛なら、2~3回通ったあたりから毛量が減り、毛も細くなるので、自己処理の頻度がかなり減ります。そして、1年~1年半ほどでほぼムダ毛が生えなくなります。

エステ脱毛の場合、もう少し脱毛完了までに時間がかかりますが、それでも回数を追うごとに毛量が減るため、頻繁なムダ毛処理で肌荒れになってしまう方にはとてもおすすめです。

常に保湿をこころがける

乾燥した肌はバリア機能が低下しているため、肌が荒れやすくなりますが、肌が潤っていれば、脱毛してもあまりダメージを受けません。

乾燥肌対策として効果的なのは、「セラミド」配合の美容液やボディクリーム。

セラミドには、角質層の中に水分を挟み込む性質があるため、コーラゲンやヒアルロン酸よりも高い保湿効果が期待できます。

普段から保湿ケアを欠かさないようにして、ダメージに負けない肌を作りましょう。

現在、脱毛後の肌荒れがある場合の対処法と症状の改善方法

では、すでに脱毛によって肌が荒れてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。

できるだけ早く肌を正常な状態に戻すために、状況に応じて以下の対処を行ってください。

患部を冷やす

レーザー脱毛や家庭用脱毛器の使用後に赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出た場合は、軽度のヤケドをしている可能性があります。

痛みやほてった感じがなくなるまで、流水や氷のう、保冷剤に薄手のタオルを巻いたものなどで、患部をしっかりと冷やしましょう。

カミソリ負けによる炎症も、冷却によって鎮めることができます。

温める行為は禁止

こちらも、レーザーや光脱毛をしたときの対処法になりますが、ヤケドが原因で炎症が起起きている場合、患部には熱がこもっています。

体が温まって血流が良くなると、赤みやかゆみがひどくなったり、毛穴がポツポツと赤く腫れたようになったりすることがあります。

入浴や熱いシャワー、飲酒、汗をかくほどの運動は、体温が上がってしまうので、肌がヤケド状態になっているときは控えましょう。

保湿ケアをする

肌荒れを予防するときと同様、肌荒れを改善させる際にも、保湿は重要です。

ただし、すでに肌荒れを起こしている肌に、浸透性が良すぎる化粧水や美容液を使用すると、かえってかゆみを増幅させることがあります。

おすすめは、鎮静効果や抗炎症効果のあるバーム。

バームとは、シアバターやホホバ油、ミツロウ、ハーブエキスなどが配合された、ワセリンのようにこってりとしたつけ心地の保湿剤のこと。患部に保護膜を作り、外部の刺激から守りながら保湿してくれます。

肌荒れは、刺激を極力与えないようにし、毎日しっかり保湿すれば、薬を塗らなくても数日で解消できるケースがほとんどです。

市販薬を塗る

冷却してもヒリヒリ感が治まらない、症状が改善されない、そんな場合は、薬局で購入できる軟膏を使用しましょう。

例えば、みなさんご存知の「オロナインH軟膏」には殺菌成分が配合されているため、カミソリ負けでできた皮膚の細かい傷に細菌が感染して化膿するのを防ぎます。

ジョンソンエンドジョンソンの「テラ・コートリル」は、殺菌作用のある抗生剤と、炎症を抑える効果の高いステロイドが配合された軟膏。化膿してしまった肌荒れにも効果があります。

医療機関で診察を受ける

保湿剤や市販薬を4~5日使っても症状が改善されない場合は、セルフケアを中断し、皮膚科で医師の診察を受けましょう。

長期間、間違った方法でケアしていると、症状が悪化したり、埋没毛や毛嚢炎になってしまうこともあります。

しばらく脱毛はお休みする

脱毛による肌荒れが起きた場合は、症状が落ちつくまで次の脱毛はお休みしましょう。

肌荒れや湿疹のある肌は滑らかでないため、カミソリの刃がひっかかって傷を作ってしまう場合があります。

また、乾燥してバリア機能が失われた肌に、除毛クリームやワックス、脱毛テープなどは刺激が強すぎるため、肌がかぶれたり、ただれたりする危険性があります。

どうしても脱毛したい場合は、肌への負担が少ない電気シェーバーを使いましょう。

まとめ

どんなムダ毛処理方法であっても、肌には少なからず負担をかけます。でも、

①肌をしっかり潤しておく
②清潔な脱毛器具を使う
③たまには脱毛しない日を作って肌を休ませる

こういったことに注意していれば、安全に脱毛をすることは可能です。

それでもやっぱり肌荒れしてしまう、色々なことに気を使って脱毛するのは面倒という方は、クリニックやエステサロンで永久脱毛してしまうのも良いかもしれません。

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