エステサロンの光フェイシャルと美容皮膚科のフォトフェイシャルの違いを比較

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フラッシュ機器の光を顔に照射して、肌の悩みを改善する美容法があります。

エステサロンでは「光フェイシャル」、美容皮膚科では「フォトフェイシャル」と呼ばれます。

両方とも光照射によって施術をする施術ですが「光フェイシャル」と「フォトフェイシャル」では、一体何が違うのでしょうか。

使用しているマシン、効果、料金などの違いについて比較しました。

光フェイシャルとフォトフェイシャルのマシンの違いを比較

使用しているフラッシュ機器にはどのような違いがあるのか比較してみました。

エステサロンの光フェイシャルで使用されているマシンの特徴

エステサロンで使用されている光フェイシャルのマシンは、IPL(可視光線)またはLED発光ダイオードという光を照射します。カメラのフラッシュのような柔らかい光で、光の出力も比較的小さく肌へのダメージが少ないやさしい光なのが特徴です。

エステサロンでは、使用している具体的なマシン名を掲載していないところが殆どです。

美容皮膚科のフォトフェイシャルで使用されているマシンの特徴

フォトフェイシャルは日本ルミナス社の登録商標で、フォトフェイシャル協会に認定されている医療機関限定の治療方法です。フォトフェイシャルで使用するマシンは、ニキビやシミなど肌トラブルの治療目的で使用する医療機器でもあります。

以下のような機械で光治療は行われています。

マシン名 マシンの特徴
m22 フィルターを取り替えることで光の波長やパワーを設定することが可能。
肌状態に合わせてオーダーメイドの施術が受けられる。
厚生労働省より薬事承認を受けている。
光の波長は6種類。
ナチュライト m22の旧モデルマシン。
2013年末に販売が終了。日本国内の多くのクリニックに導入されている。
日本人の肌質に合わせて開発されていて、光の波長は3種類。
フォトフェイシャルファースト ナチュライトの改良版のマシン。
白人の肌用に作られたマシンを日本人の肌に合うように改良。
肌を冷却しながら施術できる機能も搭載していて、光の波長は7種類。
フォトRF 高周波エネルギー(RF:ラジオ波)を組み合わせたマシン。
コラーゲン産生を促してシミ改善をしながら肌を若返らせる。
肌深層にまで効果が浸透する。

光フェイシャルとフォトフェイシャルのマシンを比較したまとめ

光フェイシャルとフォトフェイシャルのマシンの違いは、美容機器か医療機器かの違いです。美容皮膚科は、医療機関であることから肌の治療を目的としています。

フォトフェイシャルはレーザー治療とは違い、広範囲に照射する光治療方法です。ダウンタイムもほとんどいらないのが特徴です。医療行為にあたるので医師または医師の指導の元でしか受けることができません。

一方の光フェイシャルは、エステサロンのエステティシャンがマシンの操作を行う施術です。そのため、美容皮膚科で扱う強力な出力マシンを使用することはできず、出力が弱いやさしい光を照射して肌質改善を目指します。脱毛やボディの施術にも使用できるものもあります。

光フェイシャルとフォトフェイシャルの施術時の痛みを比較

光フェイシャルとフォトフェイシャルは、施術時の出力に違いがあります。それぞれ、施術時の痛みはどれくらいなのかを比較しました。

光フェイシャルの施術時の痛み

エステで受ける光フェイシャルは、ほとんどの人は痛みを感じることはありません。

稀に敏感肌の人やわずかな刺激を感じる人は、ピリッとする、少し熱さを感じるといった程度の感覚はあります。しかし、出力がそれほど高くないマイルドな光なので、痛みを我慢するほどではありません。

フォトフェイシャルの施術時の痛み

フォトフェイシャルの施術時の痛みは、ゴムを弾いて「パチン」と肌に当てるくらいの痛みが少しあります。

特にシミやそばかすなどが多い場所は、痛みが強くなりがちです。多くの人は痛くて耐えられないというほどではありませんが、麻酔クリームを用意しているクリニックもあるので、痛みに弱い人は相談をしましょう。

施術の痛みを比較したまとめ

光フェイシャルよりフォトフェイシャルの方が痛みが強いといえます。ただ、痛みには個人差があるため、フォトフェイシャルであっても痛くないという人もいます。

出力を調整できるマシンが多いため、痛みが心配な人はカウンセリング時で相談をし、万が一施術時に痛みが伴うことがあれば遠慮なく医師へ伝え出力を弱めてもらいましょう。

光フェイシャルとフォトフェイシャルで得られる効果を比較

エステサロンと美容皮膚科では、使用しているマシンや光の出力が違うことから効果にも差がでるため、効果の違いを比較してみました。

エステサロンの光フェイシャル効果

エステサロンの光フェイシャルには、線維芽細胞を活性化させてコラーゲン生成を促す効果があります。

コラーゲンの増加によって肌に弾力やハリが出て、それにより小じわの解消、肌細胞が刺激されることで肌の代謝が活性化し、毛穴のたるみや開きが解消します。

肌のターンオーバーを正常化してくれるので、ニキビやニキビ跡にも効果的です。

光がメラニンに作用してメラニンにダメージを与えることで、メラニン生成の抑制やシミ・くすみを薄くする効果、毛細血管を収縮させて顔の赤みを取る効果もあります。

多くの人が1回の施術で肌の変化を感じられますが、変化の大きさには個人差があります。

3週間から4週間に1度のペースで5回程施術を受けると美肌効果を実感でき、10回以上の施術でシミやくすみが薄くなり肌が若々しくなってくるのが分かります。美肌をキープしたい場合は、数ヶ月おきに1回のペースで通い続けることをおすすめします。

※参考⇒フェイシャルエステでシミ・そばかすを消す方法

美容皮膚科のフォトフェイシャル効果

美容皮膚科のフォトフェイシャルは、主にシミなどの色素沈着に効果があると言われています。フォトフェイシャルの光は、正常な組織は傷つけず、シミの原因であるメラニンや毛細血管にだけ反応します。

メラニンが破壊されると、沈着したメラニン色素が肌表面に浮き上がってきて、かさぶたとなり剥がれ落ちます。施術回数を重ねるたびに、シミやそばかすが徐々に薄くなって消えていきます。

また、表面にあるシミやそばかすだけでなく、肌奥のシミ予備軍にも作用してシミを予防できます。肌表面に浮き出ている毛細血管にも作用するので、赤ら顔の治療にも効果的です。

その他、肌のターンオーバーの促進や、コラーゲンを再生する線維芽細胞の活性化といった効果があるので、乾燥肌の改善、くすみ、ニキビ、ニキビ跡、たるみやシワなどに効果があります。

それぞれ効果の出方には個人差がありますが、多くの人が1回の治療で何かしらの効果を実感しており、3回目の治療で約7割の人が肌悩みを解決できています。治療回数が5回になると約9割の人がフォトフェイシャルの結果に満足しています。

そして、効果の持続性に関しては、アメリカのジョン・ホプキンス医科大学皮膚科助教授のロバート.A.ワイスらの研究で、約83%の人がフォトフェイシャルを受けてから4年後もその効果を持続し満足しているという論文を発表しています。

光フェイシャルとフォトフェイシャル効果を比較したまとめ

光フェイシャル フォトフェイシャル
効果 ハリ・小じわ・たるみ・毛穴・シミ・くすみ・ニキビ・赤ら顔 シミ・そばかす・シミ予備軍・毛細血管拡張症(赤ら顔)・くすみ・ニキビ・たるみ・シワ
結果がでるまでの施術回数 約5回で美肌効果
10回以上で肌が若々しくなる
約3回で7割の方が満足
約5回で9割の方が満足
効果の持続性 効果を持続したい場合は施術を継続する必要性がある 約83%が4年後も効果を実感

光フェイシャルでもフォトフェイシャルでも同じ肌悩みを解決できます。しかし、光の出力の違いから同じ回数をうけても、光フェイシャルだとシミが薄くなる程度の効果に対して、フォトフェイシャルはシミが消える効果が得ることができます。

また、結果が出るまでの施術回数や効果の持続性を比較すると、フォトフェイシャルの方が少ない治療回数で結果が出る上に効果の持続性もあります。

光フェイシャルは肌質改善、フォトフェイシャルは肌悩みを治療することを目的で利用してみてはいかがでしょうか。

光フェイシャルとフォトフェイシャルの毛穴ケア効果を比較

光フェイシャルの毛穴ケア効果

角栓が詰まって開いた毛穴や、加齢によって皮膚がたるみ目立つ毛穴には光フェイシャルで改善できます。

光フェイシャルでは肌代謝を活性化させ、真皮層を再生して肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンを生成するため、毛穴対策になります。

エステの毛穴コースだと、光照射の前にクレンジングや洗顔、毛穴吸引などで毛穴汚れを取り除きます。また、皮膚の弾力・ハリを得るためのラジオ波の照射、肌を刺激する超音波など様々な毛穴ケアマシンを組み合わせるため、相乗効果により光フェイシャルの効果をより高めます。

フォトフェイシャルでの毛穴ケア効果

フォトフェイシャルは、皮膚の新陳代謝が高め真皮のコラーゲンが増えて肌のハリが戻るため、たるんだ毛穴が引き締まります。また、毛細血管を縮小させることで、たるんで開いた毛穴に効果を発揮します。特にフォトRFは高周波との相乗効果で高い毛穴治療効果が得られます。

多くのクリニックでは、フォトフェイシャルを受けると、クールダウン用のパックがついているので施術後パックによって毛穴引き締めができます。オプションで、ケミカルピーリングやレーザー治療、イオン導入など毛穴ケアができる治療法を組み合わせることができます。

毛穴ケア効果を比較したまとめ

どちらも新陳代謝を促す施術なので毛穴ケア効果を得ますが、光出力の高いフォトフェイシャルの方が勝ります。

しかし、エステでの光フェイシャルは他の毛穴ケアメニューを複数組み合わせることで、光の施術以外でしっかり毛穴効果をだせます。

美容皮膚科でも、多彩な毛穴ケア治療法を追加できますが費用の面を考えるとかなり高額になっていきます。

リーズナブルな料金で、総合的にフェイシャルトリートメントをして毛穴効果を得たい人は、エステの光フェイシャルがおすすめです。

※参考⇒フェイシャルエステと美容皮膚科による毛穴ケアの違い

光フェイシャルとフォトフェイシャルの料金を比較

光フェイシャルの料金

光フェイシャルが受けられる、大手エステサロンの料金を挙げてみます。

エステサロン名 コース名 料金
エルセーヌ 光フェイシャル浄化・極みコース 5回コース:73,440円(税込)
10回コース:145,800円(税込)
スリムビューティハウス よくばり美顔プラン 6回:88,128円(税込)
12回:165,240円(税込)
Jエステティック ウルトラハリツヤ美顔コース 1回:16,000円(税別)
6回:60,000円(税別)
12回:108,000円(税別)

※参考⇒フェイシャルエステの料金価格比較

フォトフェイシャルの料金

一般診療ではなく美容医療なので価格はまちまちです。1ショットあたりだったり、頬や鼻など部位ごとだったりと様々な料金設定がありますが、ここでは比較のために顔全体の料金を挙げてみます。

クリニック名 コース名 料金
広尾プライム皮膚科 フルフェイス
シミ消しコース
3回セット:91,800円(税込)
3回セット:112,752円(税込)
タカミクリニック 顔全体 1回:43,200円(税込)
3回コース:116,640円(税込)
高須クリニック 顔全体 1回:30,000円(税別)

光フェイシャルとフォトフェイシャルの料金の違いは?

上記のサロンと美容クリニックで比較すると、エステサロンの光フェイシャルは施術1回あたり15,000円前後、美容皮膚科のフォトフェイシャルは施術1回あたり3万円台~4万円台となります。フォトフェイシャルの方が料金は高めで、2倍近くかかることが分かります。

光フェイシャルでは光の照射以外にもクレンジングやマッサージ、パックなどがコース料金に含まれているのに対し、フォトフェイシャルは光照射と施術後の保湿パックのみの治療費となります。

フォトフェイシャルは3回~5回程度で満足な結果を得られ、その後の効果にも持続性があります。光フェイシャルは満足な効果が得られるまでに10回以上の施術の必要で、効果を持続させるために定期的に通う必要があります。トータル的な金額でみると、光フェイシャルの方が料金が多くかかる可能性があります。

コース料金だけでなく、エステサロンでは会費・入会金・年間費などが別途必要な場合があり、美容皮膚科では初診料・再診料・カウンセリング料などが必要になります。

それぞれのエステサロンや美容皮膚科によって、コース料金以外に必要な料金が違うので、どれくらい必要なのか確認しておきましょう。

光フェイシャルとフォトフェイシャルのデメリット部分を比較

効果やメリットだけでなく、デメリットがあることも理解しておく必要があるため、具体的に見てみましょう。

光フェイシャルのデメリット

効果が出るまでに時間がかかる

エステサロンで使用されているマシンは光の出力が弱いので、美容皮膚科のフォトフェイシャルに比べると効果を実感するまでに時間がかかるのがデメリットです。

光照射以外のケアがコースに含まれている

エステサロンではマッサージやトリートメントなどもコースに含まれている場合が多いので、必要のない人にとっては余分な時間を要します。光照射時間が10分~20分でも、その他のケアを含めると約60分はかかります。

肌トラブルがあった時は病院を受診する必要がある

光フェイシャルは副作用がほとんどない施術ですが、万が一施術後に肌トラブルが生じても、エステサロンでの治療はできません。薬などの処方もしてもらえないので、肌トラブルがあった時は自分で病院へ行って診てもらう必要があります。

フォトフェイシャルのデメリット

料金が高い

エステサロンの光フェイシャルに比べると1回あたりの料金が高めです。また、エステサロンでは初回限定のお試しコースがありますが、美容皮膚科のフォトフェイシャルはトライアル価格で体験できるところが少ないので、気楽に受けられません。

火傷のおそれがある

フォトフェイシャルは安全性の高い美容医療機器ですが、強い出力の光を照射するので、施術する人の技術力が問われます。肌質や症状に合わせて光の出力を細かく調整し施術を行うので、この調整を誤ってしまうと、効果が出ないばかりか火傷などの肌トラブルを生じる可能性があります。

万が一、肌トラブルが起きたときはすぐに医師に診てもらえるので安心ですが、やはり施術実績が豊富にあり医師が施術をしている美容クリニックや皮膚科をおすすめします。

リラクゼーション効果が無い

クリニックでフォトフェイシャルを行うとき、メイク落としは自分でするところが殆どです。また、施術後のスキンケアも自分で行う必要があります。特に日焼け止めは必須です。エステサロンのようなリラクゼーション効果は無いと思っておいた方がいいでしょう。

結局、エステサロンの光フェイシャルと美容皮膚科のフォトフェイシャルはどちらがいいのか?

ここまで、エステサロンの光フェイシャルと、美容皮膚科のフォトフェイシャルを比較してきました。

効果をより早く確実に得たい方、シミやそばかすを完全に消したい方は、美容皮膚科などのフォトフェイシャルをおすすめします。

即効性を求めず毛穴レスの美肌を目指したい方、リーズナブルな料金で受けたい方、マッサージやリラクゼーション効果も併せて得たい方であればエステサロンの光フェイシャルをおすすめします。

どちらも化粧品やセルフケアでは得難い高い効果があります。肌の悩みや、どれくらいの結果・効果を求めるのか、施術を受ける期間や予算などそれぞれのメリットやデメリットを比較して、光フェイシャルとフォトフェイシャルどちらが自身の希望に合うか選んでくださいね。

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