毛抜きによるムダ毛処理方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

女性のムダ毛処理アイテムとして人気の「毛抜き」。カミソリと併用して使っている人も多いのではないでしょうか。

ただ知っておいてほしいのが、毛抜きでの自己処理は、肌にとって負担が大きい方法だということ。

あやまった使い方を続けると、肌がボツボツになったり、シミができたりと、キレイとはほど遠い肌になってしまいます。

ここでは、毛抜きの正しい使い方や注意点、肌にやさしいオススメの毛抜きなどをご紹介していきます。

毛抜きとは

毛抜きは、ヒゲや眉毛、体のムダ毛などを抜くための美容道具です。

1本の金属棒を加工して、2つに折り曲げた時に生じるバネの特性を利用した「和式」のものと、反りを持たせた2枚の金属板を溶着して、バネの特性を持たせた「西洋式」のものがあります。

以前は鉄素材が使用されていましたが、近年は軽くて錆びにくいステンレス製が主流です。

ピンセットとも呼ばれますが、これはオランダ語。英語ではツイザーと言います。

毛抜きでムダ毛を処理する危険性やデメリット

まずは、毛抜きでの自己処理によるデメリットを見ていきましょう。

肌トラブルを起こしやすい

毛を抜くことは、毛細血管とつながっている毛乳頭から、無理やり毛根を引きはがす行為です。

そのため、出血や炎症を起こすリスクが高く、以下のような肌トラブルの可能性もあります。

埋没毛(埋もれ毛)

毛抜きでの処理により、出血や炎症が起こると、その傷を治そうとして皮膚の表面にカサブタができたり、ダメージから肌を守ろうと角質層が硬くなったりします。

すると、毛穴がふさがれるため、成長途中の毛が肌の表面に出られずに、皮膚の下で横に伸びる、とぐろを巻くといった「埋没毛」になることがあります。

また、抜く途中で毛が切れてしまった場合も、毛先が毛穴内部にひっかかり、変な方向に生えて埋没毛になるケースもあります。

埋没毛は、皮膚の下に埋もれているため処理ができず、剃り残しがあるように見えて見た目にも良くありません。

※参考⇒脱毛後に埋没毛となる原因とならないための予防対策

毛嚢炎

「毛嚢炎」は毛包炎とも呼ばれ、毛穴内部の「毛包」という部分に菌が繁殖して起こる炎症のこと。ニキビに似た赤い発疹ができます。

毛抜きにより毛穴が傷つき、その部分から菌が入ることが原因です。

毛抜きでの処理をやめれば自然に治るケースが多いですが、まれに化膿することもあり、その場合、皮膚科で薬を処方してもらう必要も出てきます。

※参考⇒脱毛後に毛嚢炎となる原因と治し方

炎症性色素沈着

肌は、紫外線を受けるとメラニン色素を生成し、シミなどの原因になることは、みなさん良くご存じかと思いますが、外部刺激を受けることでも同様のことが起こります。

毛抜きの使用は、肌や毛穴にとって大きな刺激になるので、繰り返し使うことでメラニン色素が生成されます。

通常であれば、肌のターンオーバーと共に排出されるメラニン色素ですが、絶えず作り続けられる状況にあると排出が間に合わず、黒ずみとして肌に沈着してしまいます。

痛みがある

毛抜きでの処理は、場所によっては痛みが伴います。特にムダ毛が濃く太い箇所、皮膚が薄く敏感な部位ほど強い痛みを感じます。

処理に時間がかかる

他の脱毛方法と違って1本1本毛を抜くため、処理には非常に時間がかかります。

ですから、全身の脱毛を毛抜きだけで行うことは、あまり現実的ではありません。

ワキや眉など狭い部位のお手入れや、他の脱毛方法で処理漏れした部分に補助的に使うのに適しています。

ムダ毛を伸ばす必要がある

毛抜きは、ある程度毛の長さがないとつかむことができません。

そのため、短い毛がポツポツと生えている状態で、しばらく過ごさなければならないというデメリットがあります。

毛抜きでムダ毛を処理する効果やメリット

デメリットの多い毛抜きですが、他のセルフ処理方法にはないメリットもたくさんあります。

脱毛効果が長持ちする

毛抜きは、ムダ毛を毛根ごと抜くことができるため、再び毛が生えてくるまでの期間が長く空きます。

カミソリや電気シェーバーのように、皮膚の表面に出ている毛のみを処理する除毛方法よりも効果が長持ちし、お手入れの頻度を減らすことができます。

仕上がりがきれい

ムダ毛を毛根ごと抜くことのもう1つのメリットは、仕上がりがきれいなことです。

カミソリの場合、産毛などの細い毛はきれいに剃れても、剛毛だとどうしても根元が残ってしまい、黒い点々のように見えて仕上がりが美しくありません。

その点、毛抜きなら、どんなに太く濃い毛でもしっかりと取り除くことができます。

チクチクしない

毛をカミソリで剃ると断面が鋭利になり、生え始めがチクチクとしたり、かゆみを感じたりすることがあります。

一方、毛抜きを使った後に生えてくる毛の先端は細くしなやかで、不快なチクチク感がありません。

費用がかからない

毛抜きのなかには、1万円を超える高額なものもありますが、特にこだわりがなければ、数百円程度で購入できるものがほとんどです。

カミソリのように定期的な刃の交換も必要ないので、1度購入すれば半永久的に使え、コストパフォーマンスは抜群です。

携帯に便利

毛抜きはコンパクトなので、お化粧ポーチなどに入れて携帯できる手軽さがあります。

外出先でムダ毛が気になったときにも、お手洗いなどでサッと処理できます。

毛抜きによるムダ毛処理を行うタイミングと頻度

毛抜きを使ってムダ毛を処理する場合、どんなタイミングでどれくらいの頻度で行うのがベストなのでしょうか。

毛抜きでムダ毛処理をするタイミング

肌が汚れていると、毛穴から細菌が入って炎症を起こす恐れがあるので、毛抜きの使用は肌が清潔なバスタイム後がおすすめです。

湯船につかったあとは、肌が温まってやわらかくなり毛穴も開いているため、痛みが軽減されるメリットもあります。

毛抜きでムダ毛処理をする頻度

毛抜きは、肌への負担がとても大きいので、頻繁な使用は避けるべきです。できるだけ長く、最低でも1週間は間隔を空けましょう。

そんなに空けたらムダ毛が目立ってしまうという人は、肌への負担が少ない電気シェーバーと交互に使用することをおすすめします。

毛抜きによる自己処理がおすすめの体の部位

毛抜きは処理に時間がかかるため、毛量が少ない部位の処理に向いています。また、先が細いので、ピンポイントの処理に適しています。

毛抜きでの処理に最適なのが眉。

眉で顔の印象は大きく変わるため、眉メイクにこだわりを持っている女性も多いと思いますが、毛抜きなら1本単位で処理できるので、自分の好みの形に整えられます。

ただし、メイクをしたまま使用すると毛穴に雑菌が入ってしまうので、眉のお手入れは必ず洗顔後に行いましょう。

手や足の指

カミソリでは剃り跡が目立ってしまう手足の指は、毛抜きを使った方が仕上がりがきれいでオススメです。

処理範囲が狭いため、毛抜きで処理をしてもそれほど時間がかかりません。

乳輪

乳輪に生える毛の処理は、カミソリでは肌を傷つける心配がありますし、電気シェーバーではすぐに生えてくるため、お手入れが頻繁になってしまいます。

数本だけの太い毛であれば、仕上がりもきれいで脱毛効果が長持ちする毛抜きが適しています。

ただし、乳輪はデリケートな部分なので、量が多いようであれば、医療レーザー脱毛や光脱毛の施術を受けるのも一つの方法です。

その場合、日焼け肌や乳輪など、色素の濃い部位にも対応した機種を扱っているクリニックを選びましょう。

※参考⇒日焼けOKの脱毛サロンやクリニックはあるのか?

毛抜きでの自己処理が向いていない体の部位とその理由

では反対に、毛抜きでの自己処理がおすすめできない部位はどこなのでしょうか。

デリケートゾーン

VIOラインは、皮膚が薄いうえに毛質が硬く太いため、痛みを強く感じやすい部分です。

さらに、下着によって常に湿度が高くなっていることから、雑菌が繁殖しやすい部位でもあります。

脱毛後の開いた毛穴から菌が入ってしまうと、毛嚢炎などの皮膚トラブルを起こすリスクが高まるため、毛抜きでの処理はおすすめできません。

うなじや背中

電気シェーバーやカミソリであれば、見えない部分でも三面鏡などを使って何とか処理できます。

しかし、毛抜きは見える部分でないと毛をつかめないので、うなじや背中など、体の後ろ側の処理には不向きです。

脚や腕

面積が広い脚や腕の処理を毛抜きで行うには、とても時間がかかります。

そして何よりも、肌への負担が大きい毛抜きでの処理を、広い範囲に行うことはおすすめできません。

処理範囲が広いほど、埋没毛や毛嚢炎、出血、毛と一緒に皮膚を引っ張ることによる鳥肌のようなブツブツなど、さまざまな肌トラブルが起こるリスクも高くなってしまいます。

毛抜きの選び方

「毛抜きなんてどれも同じ」と思うかもしれませんが、どんな毛抜きを選ぶかで、抜きやすさや痛みが全く違ってきます。

では、どのような点に注意して選べば良いのでしょうか。

噛み合わせはとても大切、できれば少しだけ高級な毛抜きを!

あまりにも安い毛抜きは、使っているうちに先端にズレが生じて、刃を閉じた際にすき間ができるため、毛をしっかりと挟み込めません。

すると、何度も毛を引っ張ったり、手に余計な力が加わったりして、肌への負担が大きくなってしまいます。

反対に、性能の良い毛抜きは上下がピッタリと噛み合い、1度つかんだ毛を離さずに確実に抜くことができます。

毛抜きは、安いものだと100円、高級なものになると1万円以上と、値段がピンキリです。

100円均一などで売られている安価な毛抜きを購入する際は、最低限のポイントとして、刃がピッタリと噛みあっているかをチェックしましょう。

長く使うのであれば、少し値段が高めのものの方が、刃の噛み合わせが良く、軽い力でもスッと抜けておすすめです。

先端の形で選ぶ

毛抜き選ぶの2つ目のポイントは、先端の形です。あまり気にしたことがない方も多いかもしれませんが、毛抜きには大きく分けて4種類の形があります。

刃の形や角度によって、使い心地が違うので、まずはお持ちの毛抜きをチェックしてみてください。

いまいち使いづらさを感じているのであれば、他のタイプの毛抜きを使ってみましょう。

先端の形状 特徴
先平タイプ 先端部がまっすぐなノーマルタイプ。一度に数本の毛を抜くことができる
先斜めタイプ 先端がななめになっているタイプ。ピンポイントで抜きやすく、つかんでいる毛が見えやすい
先丸タイプ 鋭利な部分がないので、肌を傷つけにくい
先細タイプ ピンセットのような形状で、密集している部分でも狙った毛だけを抜くことができる。細かい部位の処理に適している

おすすめの毛抜き

毛抜きの価格はピンキリですが、やはり高級なものは性能もよく、「抜き心地が全く違う」「気持ちいいほどスルッと抜ける」と感動する人も多いようです。

しかし、毛抜きに何万円も払えないという人のために、ここでは、抜き心地が良いと好評価な毛抜きのなかでも、お手頃な価格のものを5つご紹介します。

プリコスメ PCハンドル毛抜き

滑り止めがついているので持ちやすく、刃先もしっかりと噛み合っているため、つかんだ毛を離しません。

先が広めなので、密集している部分の毛を複数本一気に抜くことも可能です。

お手頃なのに使いやすいと、口コミでも人気の商品です。

刃のタイプ:先平
参考価格:377円

貝印 プリコスメPCハンドル毛抜きの購入はこちら

グリーンベル 驚きの毛抜き GT-220

刃物メーカー、グリーンベルの「驚きの毛抜き」シリーズの先斜めタイプ。

挟んだ際に、刃先がすき間なくしっかりかみ合うため、短い毛や細い毛など、どんなタイプのムダ毛もガッチリ掴んで逃がしません。力を入れなくても毛がスルッと抜けます。

グッドデザイン賞受賞の洗練されたデザインも◎。  

刃のタイプ:先斜め
参考価格:1,134円

グリーンベル 驚きの毛抜きの購入はこちら

スイス ルビス社 コスメピンセット

時計の細かいパーツをつかむためのピンセットや、化学実験用の精密なピンセットなどを得意としているスイスのルビス社のコスメ用ピンセット。

精巧な手仕上げで毛がつかみやすく、力を入れても刃先がずれません。

エステサロンや美容院でも使用されているほど、品質の高い商品。価格も高めですが耐久性があり、一生ものの毛抜きとしてオススメです。

刃のタイプ:先斜め
参考価格:3,330円

ルビス社 コスメピンセットの購入はこちら

貝印 先が丸い毛抜き

日本のカミソリメーカー貝印の先丸タイプの毛抜き。持ち手部分にくぼみがあるので、滑りにくく持ちやすいのが特徴です。

先が丸いことで、あらゆる角度から毛がつまめるため、脇など密集している部分は複数の毛を一度に抜くことができます。

逆に、細い産毛や、ピンポイントで毛をつかみたいときには不向きです。

刃のタイプ:先丸
参考価格:682円

貝印 先が丸い毛抜きの購入はこちら

GOTOFINE ケース付きツイーザー 3セット

先平、先斜め、超極細の3種類の毛抜きセット。

さまざまなタイプの毛に対応できるので、どの毛抜きを買えば良いか分からない人におすすめの商品です。

3本で1,280円と価格も良心的。収納や持ち運びに便利なケースつきです。

刃のタイプ:先平、先斜め、先細
参考価格:1,280円

GOTOFINE ケース付きツイーザーの購入はこちら

その他の自己処理法と毛抜きを比較

ムダ毛処理方法には、毛抜き以外にもさまざまな方法があります。毛抜きと他の脱毛方法の違いを比較してみましょう。

痛み 肌へのやさしさ コスト 脱毛部位 デメリット
毛抜き あり × 100円~1万円 手が届く範囲 肌トラブルが起こりやすい
カミソリ なし × 100円~2万円 手が届く範囲 肌トラブルが起こりやすい
電気シェーバー なし 1,500円~2万円 手が届く範囲 深剃りできない
家庭用脱毛器 少しあり 2~7万円 目の周辺を除く全身 効果が出るまでに時間がかかる
除毛クリーム なし × 1,000円前後 腕・脚・脇 肌への刺激が強い

毛抜きが他の脱毛方法に比べて最も優れている点は、コストパフォーマンスです。

一見、安価に見えるカミソリは、定期的に替刃や本体の交換が必要なため、長期的に見るとコストがかかります。その点、毛抜きは1度購入すれば、ほぼ買い替える必要がありません。

一方、処理時に痛みがあること、肌トラブルが起こりやすいこと、他の方法と比べて処理時間がかかることは、毛抜きの大きなデメリットと言えるでしょう。

毛抜きの痛くない使い方やコツを知りたい

毛抜きでの処理は痛みを伴うことがありますが、事前準備やちょっとしたコツで、軽減することが可能です。

ここでは、毛抜きの痛くない使い方やコツをご紹介します。

肌を温めて毛穴をひらく

毛穴がひらいた状態とそうでない場合とでは、毛を抜く際の痛みが全く違います。

毛穴をひらく最も簡単な方法は、入浴をすること。肌がやわらかくなり、柔軟性が出るので痛みが軽減し、抜けやすくなります。

水でぬらしたタオルを1分程電子レンジで温めてホットタオルを作り、脱毛部位に当てても、同様の効果が得られます。

毛の生えている方向に向かって抜く

毛は、生えている方向に向かってゆっくり引っ張ると、最小限の痛みで、確実に抜くことができます。

毛の流れに逆らうと、毛穴に負担がかかって炎症を起こしたり、毛が途中で切れて埋没毛を起こしたりと、トラブルの原因になってしまいます。

皮膚を押さえながら抜く

毛抜きの際の痛みは、毛と一緒に周囲の皮膚がひっぱられるのが原因の1つです。

毛抜きを持っていないほうの手で、皮膚を押さえながら抜くと、皮膚が持ち上がらないため痛みが緩和されます。

ムダ毛の根元をはさむ

毛は、引っ張られる部分が短いほど痛みが軽減されます。

皮膚を挟まないように注意しながら、できるだけムダ毛の根元をつかんで抜くと良いでしょう。

毛抜きがない時の代用は何ですればいい?

「ムダ毛を抜こうと思ったら毛抜きが見当たらない」「外出先でムダ毛を発見してしまった」そんな時の対処法をご紹介します。

ただし、あくまでも代用なので、「どうしても」という時だけ行いましょう。

めがね

めがねを使用している方におすすめなのが、めがねフレームのつなぎ目となる丁番にムダ毛をはさんで抜く方法です。サングラスでも同様にできます。

爪または指

ある程度長さのある毛であれば、爪や指ではさんで抜くことも可能です。

ただ、毛抜きのようにしっかりと毛をつかみ続けることができないので、挟んだ瞬間一気に引き抜かなければいけません。

毛抜きで毛が生えてこなくなる永久脱毛は可能なのか?

毛は、成長期・退行期・休止期という3つのサイクルを繰り返しながら、周期的に生え変わります。

毛周期をつかさどっているのは毛母細胞や毛乳頭で、この部分が残っている限り、いくら毛を抜いても、時間が経てばまた生えてきます。

毛乳頭自体を破壊して毛が生えないようにするためには、レーザー脱毛などを行う必要があり、毛抜きで永久脱毛をすることはできません。

まとめ

カミソリやシェーバーよりも脱毛効果が長持ちし、いつでもどこでも手軽に使える毛抜き。

特に、カミソリでは剃り跡が残ってツルツルにならないという悩みを持つ剛毛女子にとっては必需品です。

しかし、その反面、毛穴や肌へのダメージが大きいのが難点です。

毛抜きを使用する際は、事前に肌を温めて毛穴を開く、毛の流れにそって抜くなど、できるだけ肌や毛穴に負担がかからない方法で行いましょう。

また、脱毛完了後は冷却して毛穴を引きしめる、ローションやクリームを塗って保湿するなどのアフターケアも大切です。

ここでは、使いやすく、肌への負担が少ないおすすめの毛抜きも紹介しているので、初めて毛抜きを買う方も買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先週アクセスの多かった脱毛関連記事BEST3