除毛クリームで肌荒れした場合の対処方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

除毛クリームは、気になる部分に塗って洗い流すだけの、簡単ムダ毛ケアアイテム。

毛穴の少し奥まで成分が浸透してムダ毛を除去するため、カミソリや電気シェーバーよりも美しい仕上がりになるのが特徴です。

一方で、人によっては肌荒れを起こすこともあり、注意が必要なムダ毛処理方法でもあります。

そこで今回は、除毛クリームで肌荒れが起こる理由や、肌荒れが起きた場合の対処法などについて解説していきます。

除毛クリームで肌荒れする原因は?

なぜ除毛クリームを使うと肌荒れが起こるのか、まずはその原因から見ていきましょう。

肌荒れは除毛クリームに含まれる成分が原因

除毛クリームには、「チオグリコール酸カルシウム」というアルカリ性の成分が含まれています。

この有効成分が毛のタンパク質を分解して溶かすことで、ムダ毛を除去します。

ただ、私たちの皮膚もタンパク質でできていますから、除毛クリームはムダ毛だけでなく、肌にもダメージを与えてしまいます。

除毛クリームには肌の刺激になる成分がほかにも

除毛クリームには、チオグリコール酸カルシウムの働きを強めるアルカリ性の「水酸化カルシウム」、パーマ剤のようなツンとした匂いを和らげるための香料など、ほかにもたくさんの薬品が含まれています。

肌荒れが起こるメカニズム

肌の一番外側にある角質層は、外部の刺激から肌を守ったり、肌内部の水分が蒸発するのを防いだりするバリアの働きをしています。

この角質層が、除毛クリームの成分によってダメージを受けることで機能が低下すると、

  • 細菌の侵入を防ぐ力が弱まる
  • 摩擦や紫外線の影響をダイレクトに受けやすくなる
  • 皮膚が乾燥しやすくなる

などの影響が出ます。その結果、かぶれや炎症などの肌荒れが起こりやすくなるのです。

除毛クリームによる肌荒れを治すための対処方法

除毛クリームで肌荒れが起こってしまった場合には、以下のようなケア方法にあります。

肌を冷やす

少し肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりする程度の軽い症状であれば、冷たいタオルを当てて冷やすことで症状が鎮まります。

保湿する

かゆみが強い場合は、薬品の刺激により肌が乾燥していることが考えられるので、保湿性の高いローションや乳液などで潤いを補いましょう。

また、保湿液のあとにワセリンを塗ることで、潤いを閉じ込め、肌水分の蒸発を防ぐことができます。

市販薬でケアする

冷却をしても赤みなどがひかない場合は、市販の軟膏を試してみましょう。

薬局やドラッグストアには薬剤師さんがいるので、除毛クリームで肌荒れが起きたことを伝え、症状に合ったものを選んでもらうと安心です。

皮膚科を受診する

赤みがひどい、ただれた、痛みが続くなどの症状があれば、すみやかに皮膚科医を受診しましょう。

赤みや発疹などは、薬品によるアレルギー症状の可能性もあるため、受診の際は使用した除毛クリームを持参することをおすすめします。

除毛クリームで肌荒れしたときにおすすめの市販薬

肌荒れの症状が出たものの「夜間や休日で皮膚科が開いていない」「病院に行かずになんとか症状を抑えたい」、そんなときにオススメの市販薬を紹介します。

フェミニーナ軟膏S

CMでもおなじみの「フェミニーナ軟膏S」。

デリケートゾーンのかゆみや炎症を抑える薬として有名ですが、目の周りと粘膜以外、全身に使用できます。

局所麻酔成分と抗ヒスタミン成分が、かゆみをすばやく鎮めます。ステロイド剤ではないので、どなたでも安心して使えます。

容量:15g
参考価格:880円

フェミニーナ軟膏S公式サイトはこちら

フルコートf

かゆみを伴う皮膚炎、湿疹のほか、薬品かぶれにも効くステロイド剤。

市販のステロイド剤は強さによって3段階に分けられますが、「フルコートf」はその中で1番強いストロングランクです。

「副作用が心配でステロイド剤を使うのは抵抗がある」という人もいますが、適量を5~6日使用する分には問題はありません。

むしろ、効果の高い軟膏を使用し短期間で一気に治した方が症状悪化のリスクも少なくなります。

容量:5g
参考価格:980円

フルコートf公式サイトはこちら

除毛クリームによる肌荒れにオロナイン軟膏はNG

オロナイン軟膏は、カミソリ負けには効果がありますが、「ただれ」や「かぶれ」には使用しないよう明記されています。”肌の炎症にはとりあえずオロナイン”と思いがちですが、除毛クリームによる肌荒れには使用しないでください。

除毛クリームで肌荒れした場合のクレームはどこに言えばいいの?

除毛クリームが原因で肌トラブルが起こったら、まずはメーカーのカスタマーセンターに連絡しましょう。

メールではすぐに返信がこないケースもあるので、必ず電話で症状などを伝えてください。

また、メーカーに満足な対応をしてもらえなかった場合は、消費生活センターに相談することをおすすめします。今後の対応について、具体的なアドバイスがもらえます。

除毛クリームで肌荒れした場合、返金してもらえる?

定期購入できるような通信販売では、”商品に納得できなかった場合、商品代金をお返しします”といった、全額返金制度を設けているところがあります。

初めての購入時のみ、購入から○日以内、返送料は自己負担など、メーカーによって条件があるので、よく確認してから請求しましょう。

ただし、通信販売には、エステサロンや訪問販売に適用されるような国が定めたクーリングオフ制度はありません。

返金制度は、あくまでもメーカーが独自に決めているものなので、こういった制度がない会社の場合、返金してもらうことは難しいでしょう。

また、ドラッグストアで販売されている市販品の場合も、返金対応は行っていないことがほとんどです。

肌荒れがひどすぎて損害賠償や慰謝料トラブルになった場合の料金相場

除毛クリームが原因で肌荒れが起き、病院にかかったり、かゆい、痛いなど辛い思いをした際に、

「治療費や交通費、通院のために仕事を休んだ際の休業補償、精神的苦痛に対する慰謝料などは請求できないのかな?」

と考える人もいるでしょう。

ただ、損害賠償を受け取るためには、使用した除毛クリームが、安全性に欠けている商品であることを証明する必要があります。

数年前に起きた美白化粧品の白斑事件のように、被害者が多い場合は別として、たまたまその人の肌に合わなかったというだけで請求することは難しいでしょう。

また、慰謝料は、化粧品などが原因で一生または長期間残る痕ができた場合などに認められるもの。

数週間で改善するかぶれや肌荒れなどに対して払われることは、まずありません。

除毛クリームで肌荒れしないための注意点

除毛クリームでの肌荒れは、使用する側が少し注意することで防ぐことができます。ここでは、除毛クリームを安全に使うためのポイントを紹介します。

肌タイプに合った商品を選ぶ

除毛クリームには、男性用、女性用、敏感肌用、スピーディータイプなど、さまざまな種類があります。

一般的には、毛が太く濃い男性用の方が除毛力が強いため、肌の刺激になる成分も多めです。

また、短時間で処理できるスピーディータイプも、比較的除毛成分が強い傾向にあります。

一方、女性用や敏感肌用は、比較的成分がマイルドで、美容成分も多く含まれているため、肌にやさしいタイプが多いです。

「よく見かけるから」「人気があるから」「コスパが良いから」といった理由だけで選ばず、自分の肌タイプや、その日の肌状態に合ったものを使うようにしましょう。

パッチテストをする

髪のカラーリングやブリーチ剤など、薬剤を使用するアイテムの注意事項には必ず書かれてる「パッチテスト」。

「面倒くさいからしない」という人も多いですが、安心してムダ毛処理をするために、ぜひ行ってください。やり方はとても簡単です。

二の腕の内側に10円玉くらいの量の除毛クリームを塗り、説明書に書かれてある時間放置して洗い流すだけ。

1日様子を見て、炎症やかぶれなどが起こらないか確認したら完了です。

長時間放置しすぎない

剛毛な人や毛量の多い人のなかには、長時間放置した方がきれいに処理できると考える人もいるかもしれません。

しかし、除毛クリームは製品ごとに放置時間が決められています。

ただでさえ、肌への負担が大きい除毛クリームを必要以上に長い時間肌に止めておけば、皮膚トラブルのリスクが上がるのは当然です。

決して、自己判断で放置時間を延長しないでください。

デリケートな部位には使わない

除毛クリームの使用ができるのは、基本的には腕と足。

VIOラインや、顔など皮膚が薄い部分は、薬剤が肌に浸透しやすく、他の部位よりもトラブルが起こりやすくなります。

海外製品のなかには、顔用の除毛クリームもありますが、口コミでも赤みが数日取れなかったなどのコメントが目立ちます。

外国語表記で、どんな化学成分が入っているか分からないといったものは、使わないようにしましょう。

肌トラブルが起こりやすい時期を避ける

女性の場合、生理前や生理中はホルモンバランスが普段と異なり、肌が敏感になる時期です。

いつも使っている化粧品が合わなくなる人もいるくらい刺激を感じやすい時期なので、除毛クリームの使用は、肌にとって大きな負担となります。

炎症やかぶれなどの肌トラブルが起こるリスクが高いので、除毛クリームは生理が終わったあとに使った方が安心です。

また、体調が悪い時や疲れている時も、肌トラブルのリスクは高くなります。

普段問題なく除毛クリームを使っているという人でも肌荒れが起きる可能性がありますので、注意が必要です。

保湿ケアをする

除毛クリームによって角質層に損傷を受けると、肌内部の水分が逃げやすくなり、肌が乾燥してしまいます。

弱酸性の化粧水や乳液、クリームなどで充分に保湿をし、肌を保護してください。

この時、アルコールやメントールが入っているものは肌に刺激を与えるので、使わないようにしましょう。

使用後に紫外線を浴びないようにする

除毛クリームの使用後は、紫外線の影響を受けやすくなります。

特に夏場は、紫外線量が多いため、肌がダメージを受け、炎症が起こる可能性が高くなります。

除毛後数日間は、日焼け止めや長袖、日傘などで紫外線を浴びないように注意しましょう。

また、海水や塩素を含んだプールの水も、肌にダメージを与えます。海水浴などに備えて除毛クリームを使用する際は、遅くとも2日前までに処理を終えておきましょう。

まとめ

腕や脚など、広い範囲のムダ毛処理が一気にできる除毛クリーム。

カミソリ負けの心配がなく、仕上がりもツルツルと、剛毛女子にとってはメリットの多い自己処理脱毛アイテムです。

しかし、薬剤による肌荒れやかぶれなどのリスクがあることも確か。

丈夫な肌質の人向けのムダ毛処理グッズであり、使える化粧品が限定されるような敏感肌やアトピー肌、乾燥肌の人には、あまりおすすめできません。

使用する際は必ずパッチテストをし、かゆみや赤みなど肌に異常が出た際は、すぐに洗い流しましょう。

セルフケアで症状が改善されなかった場合は、速やかに皮膚科へ行くことも大切です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加