美容脱毛サロン最大手である「ミュゼプラチナム」の経営再建問題を見ていると、過去に自分が契約していた脱毛エステサロンが倒産した日を思い出します( ˘ω˘)
私は地元にある個人店の脱毛サロンで全身脱毛コースを契約したのですが、ある日脱毛サロンが突然倒産して連絡が取れなくなり、わずか3回の脱毛で10万円が消えました。
「全身脱毛し放題」という売り文句に安さを感じて契約したものの、とんでもなく高い買い物になってしまいました(/ω\)
全身脱毛プランの相場で比較すると割安でキレイなお店だったし、店員スタッフの接客や脱毛効果にも満足していたのですが、ある日事前の予告など一切なく封筒に1枚の紙で倒産を知りました。電話も繋がらず、当然お店は誰もいません。
返金額は1回の脱毛料金が高額に設定されていて、他にもジェル代や入会金などセットの中に含まれているという名目の料金が色々引かれて返金額はわずか2,700円・・・(;゚д゚)
結局泣き寝入りしてしまい、今度は大手で契約しようと思ったものの大きい店が地元に来ない!
そんなある日、地元に脱毛エステ最大手のミュゼができたんです!大手だし興味深々だったのですが、ミュゼが任意整理に入った報道や経営破綻のニュースを知って不安になり、2016年の最新情報を調べてみました。
ミュゼが倒産する可能性はRVHの活躍でかなり低くなった
現在ミュゼを運営している株式会社ジンコーポレーション(以下「ジン社」)の状態を簡単にまとめると以下の様な状態です。
ミュゼプラチナムの2015年情報(2015年12月15日時点)
- 脱毛事業を株式交換で子会社化した
- 新会社の株式を株式会社RVHが株式交換で取得する
- 負債はすべてジン社に残す
- ジン社の簿外債務は587億円(2015/11/30時点)
- ジン社は複数の銀行から借金がある
- 銀行側が減免に応じない場合は倒産の可能性あり
- 倒産した場合既存会員の契約が消滅し、施術を受けられなくなる可能性あり
株式会社RVHとは、東証二部上場企業の主に弁護士関連の広告をしている会社で、資本金は16億円です。
簿外債務とは貸借対照表に記載されていない債務のことで、ジン社は今まで施術していない分の入金を負債に計上せずに全額を売り上げに計上していたのです。
つまり、ミュゼは多額の負債を抱えるジン社から切り離され、株式会社RVHのグループ会社として再スタートするが、ジン社が倒産したら既存会員の契約も消滅する可能性があるという事でした。
しかし、ミュゼを完全子会社化したRVHは「仮にジン社が破たんした場合、ミュゼプラチナムの顧客271万人への影響を最小限に留め、同社従業員約4,000人の雇用を守る」と自社のホームページで公表しています。
2016年最新情報!ミュゼプラチナム経営と回復は順調
RVH社はジン社に残っている既存顧客の未消化役務の消化や、美容脱毛事業の再建を推進してきました。その結果、RVHのミュゼ再建に向けた活動は順調です。
ミュゼプラチナムの2016年最新情報(2016年5月20日時点)
- ミュゼプラチナムの完全子会社化によってRVHの大幅に黒字転換
- RVHのメディア・コンサルティング事業の業績が順調に売上アップ
- 2016年1月4日 16年3月期連結経常利益を12億円→18億円に上方修正
- 2016年1月4日 16年3月期増益率が2.2倍→3.3倍に拡大
- 2016年3月3日 16年3月期の連結経常利益を18億円→23.5億円に上方修正
- 2016年3月3日 16年3月期連結経常利益を3.3倍→4.3倍に拡大
- 2016年5月13日 RVHが2期連続の増収・増益の達成を発表
- 2016年5月19日 過年度消費税及び法人税還付金約41億円を譲り受けることで合意
- 2016年5月20日 連結業績への寄与を期待した買いが入り株価が大幅続伸
RVHの2016年3月期連結経常利益は4.3倍に拡大、連結経常利益は23.5億円と右肩上がりです。
2016年5月19日にRVHはジン社と過年度消費税・法人税還付金等請求債権の譲渡契約を締結したことによって、2016年5月20日には連結業績への寄与を期待した買いが入り、株価が大幅に上昇しています。
2015年からのRVHの順調な再建によって、ミュゼプラチナム倒産の危機は脱したようです。
ミュゼの借金がここまで増えた理由と2016年の売上高
ミュゼといえば広告塔にトリンドル玲奈さんが出演するテレビCMをはじめ、電車や雑誌インターネットで見ない日はないくらい莫大な広告費用を使っていました。
大手広告代理店『電通』への未払いは7月末には残債が約24億円に膨れ上がり、ジン社の高橋仁社長が電通から呼び出されて未払い金の早期返済と取引停止を通告されたそうです。
ジン社は創業以来の付き合いでメーンバンクでもある常陽銀行をはじめ、足利、三菱東京UFJ、東邦、七十七などの各銀行と取引があり、3月にそれら銀行団からローンで13億円を調達しました。
ジン社の資金繰り悪化は今年の4月から兆候が見られました。全従業員の夏のボーナス支給が見送られ、毎年の高額社員旅行も中止に・・・。
7月末に高橋社長は銀行団首脳らにも呼び出され、9月末までの再建計画と具体的な債務返済計画の提出を命じたところ、高橋社長は「身売り計画」まで提示し、今のような流れになったようです。
高橋社長には個人で3~4億円もの借入金があるそうです。社内で特別な関係にある30代前半の美人女性社員がいて、彼女住む高級賃貸マンションの家賃は60万円以上なのだとか。
高橋社長が競走馬を20頭以上所有していることは有名です。(参考記事:スポニチ)
完全子会社化によってミュゼはRVHの安定的な経営にシフト
こんな噂がある人物が経営者だったと思うと不安になってしまいますが、先ほども述べたようにミュゼは多額の負債を抱えるジン社から切り離され、株式会社RVHの事業として再建しているのでひとまず安心です。
ミュゼはジン社から切り離されたことによって経営の危機を脱し、新規顧客が順調に伸びています。
RVHの経営戦略によって新規契約は順調に増加しています。あれほど倒産を心配する声が多かった中、2016年にミュゼの新規契約と売り上げを順調にアップさせた経営手腕は見事です。
2016年3月度のミュゼの新規契約件数は2万件を超えています。
追加契約件数が下がっているのは新規契約が今は多いため、まだ追加契約をする時期ではないからだと思われます。
ミュゼの2016年度の売上高も順調に伸びていることがわかります。
ミュゼはRVHが100%完全子会社化したことによって、一体的で安定的な経営ができるようになりました。
ミュゼが完全子会社化されるメリット
しかし、なぜミュゼはここまで急激に売り上げを伸ばすことができたのでしょうか?詳しく調べてみました。
ミュゼの経営再建の鍵は半額キャンペーンと最新高速脱毛の導入
ミュゼがジン社からRVHに経営が切り替わってすぐに全身脱毛半額キャンペーンが始まりました。
半額キャンペーンが始まった時は、倒産を不安に感じた顧客が一斉に解約をしていた時期です。私もミュゼの半額キャンペーン情報を見た時はすごく魅力的に感じましたが、正直不安でした。
しかし、全身脱毛を激安でうけたい女性たちがこのチャンスを見逃すはずがなく、新規顧客が殺到したようです。4回の全身脱毛料金168,000円が半額の84,000円になるのはかなり大きいですよね。
↓ミュゼ公式サイト※キャンペーンは毎月変更するので終了している場合があります
ミュゼの予約が取りやすくなった新予約アプリ
2016年4月にミュゼは新アプリ「ミュゼパスポート」を導入して、予約がよりスムーズに取れるようになりました。
ミュゼの新アプリ「ミュゼパスポート」とは、アプリをダウンロードしてミュゼの会員のみログインできる予約システムの会員サイトです。
急な予定の予約変更やキャンセルが、ボタン1つでできるようになったので、顧客とミュゼ双方にメリットがある取り組みです。
アプリには「空き時間予約通知」というシステムがあるので、あらかじめ設定した希望日時に予約変更やキャンセルが発生すると通知が届き、先着順で予約を入れる事ができます。
お得なクーポンやチケットも毎月届くので、RVHは広告会社という強みをフルに使ってミュゼを再建しているのがわかります。
ミュゼの予約が取りやすくなったという口コミが増えた
ジン社が経営していた頃のミュゼは予約が取れないという不満の口コミやレビューをを本当によく目にしました。
しかし、現在のミュゼは口コミを見る限り、予約に対する顧客の満足度は非常に高くなっています。
口コミは5つ星中平均が4つ星で、「使いやすい」「便利」といった高評価なレビューが多いです。
最新高速マシンの導入で脱毛時間が最大半分になった
脱毛時間は効果も大切ですが、できれば早く終わって欲しいですよね。
ミュゼでは最新高速マシン「ミュゼエクスプレス」の導入で脱毛時間が最大半分に短縮されたことも、予約が取りやすくなった理由のようです。
「ミュゼエクスプレス」はマシンのスピードが従来の5倍になり、全身美容脱毛コースが今まで180分かかっていた時間が約90分に短縮されました。手入れの工程も見直すことによって脱毛の時間が半分になったそうです。
ミュゼ20分くらいで終わった早い
— ゆい (@E3bk_yy) March 29, 2016
今日ミュゼだったんだけど、新しい機械になったからか時間早いし痛みもないっ!
チクッ!!てなったときにビクッ!!てしなくてよくなるのほんといい笑
恥ずかしかったからなー笑— つぐ (@29nyaaaaa_n) March 25, 2016
ミュゼの全身脱毛半額キャンペーンはいつまで続く?
ミュゼの脱毛半額キャンペーンはある程度の顧客を確保したら、40%オフ、30%オフと徐々に割引率が下がることが予想されます。
新規の顧客が増えたらいつまでも全身脱毛を50%オフにする必要がなくなるからです。
ミュゼには毎月100~500円でワキ美容脱毛完了コースやVライン脱毛し放題のサービスがあるので、実際に体験して追加契約をしてもいいなと思う顧客が増えてくると、次第に元の値段に戻ってしまう可能性が高いでしょう。
ミュゼの全身脱毛半額キャンペーンは2016年以内に終了する可能性はかなり高いと思います。
↓ミュゼ公式サイト※キャンペーン内容は毎月変更するのでこちらで確認してください
ミュゼは違約金や解約金がかからないのが最大のメリット
もし激安で全身脱毛をしたいならキャンペーン中に全身脱毛の契約をした方がいいというのはわかっていても、長期間通わないといけない全身脱毛を契約するにあたってミュゼの経営にまだ少し不安が残りますよね。
しかし、ミュゼのいい所は解約に対する違約金や解約金がかからない点です。
ミュゼの解約が殺到した時期は「契約金がなかなか返金されない」という意見も見ましたが、2016年に入るとそういったツイートはほとんどなくなり、今は順調に返金対応されているようです。
ミュゼ、返金されないツイート見るけど私は10月に手続きして1ヶ月くらいで返金されたよー
— mks (@mkhm33) November 28, 2015
10月に解約申し込みしたミュゼの解約金やっと今日返金された〜。
返金までに時間がかかり不安だったけど良かった。— rose (@jamjamyoghurt) December 22, 2015
https://twitter.com/yuyunohu/status/679200934275121152
ミュゼはどのコースやプランでも手数料なしで返金してもらえるのが最大のメリットです。
ミュゼ解約に関する注意点とメリットをまとめました。
ミュゼ解約の注意点とメリット
- 契約した店舗でないと解約手続きができない
- 会員番号を準備して電話で来店日時を予約する
- 全額返金は「両ワキ脱毛完了コース」のみ可能
- 残りの回数分の返金が可能
- 最終来店日から2年以内なら返金対象
- 決済が現金かクレジットカードかで返金方法が変わる
- 返金時期は通常2週間後
解約するデメリットとしては脱毛し切れなかったムダ毛が残ってしまうことですが、他の脱毛サロンで回数別に脱毛できるプランもありますし、残り数本程度なら家庭用脱毛器を利用したほうが手軽で安い場合もあると思います。
激安で全身脱毛を契約したい人は「ミュゼの無料カウンセリングでムダ毛の状態を見てチェックしてもらい、必要な回数分の全身脱毛を50%オフで契約して、ミュゼの経営が危なくなったら解約する」というプランがおすすめです。
ミュゼの脇+Vライン美容脱毛完了コースは勧誘なしで脱毛し放題なので、100~500円のキャンペーン脱毛を受けるだけなら損はしません。特にVラインやIライン、OラインのVIO脱毛は自己処理の脱毛方法に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
まずは気軽に無料カウンセリング予約で、スタッフの人に疑問や不安を直接質問してみるといいかもしれません。