キャビテーション
エステや家庭用美容機器として、よく使用されているキャビテーションとはいったい何なのか?キャビテーションの仕組みや効果、そして副作用など危険性についても解説しています。...
ホームエステ用痩身機器
自宅の中でもサロンと同じようにダイエットエステができるホームエステ用の痩身機器について解説しています。...
エステに行くとマシン系やハンド系、東洋医学系、温浴系など色々な施術を勧められます。せっかく高いお金を払ってエステに通うなら、サロンスタッフに言われるままにコースを契約するのではなく自分の目的に合わせて施術を選びたいですよね。
ここでは、特に種類が多い痩身用マシンの特徴について詳しくまとめました。
最もポピュラーで多くのエステサロンが導入しているのが吸引系のマシンです。掃除機の吸い込み口のようなヘッドで上辺の皮膚だけでなく脂肪や筋肉も一度に吸い込み、ローラーなどを使ってほぐします。引っ張り上げながら揉みほぐすため深い部分までケアでき、ガチガチに凝り固まったセルライトにも短時間で効果を発揮します。
お肌をつまんだ時に凸凹が出来る方におすすめで、全身痩せにも部分痩せにも適しています。
代表的なマシンにエンダモロジー、PRセル、ルミセルタッチ、トロフィックスがあります。
肥大していた脂肪がしぼんだりむくみが改善したりすることで、ボディラインがスッキリします。
セルライトが改善されるため肌表面の凹凸が解消されてお肌はなめらかになり、美肌効果や体質改善も期待できます。血液やリンパの流れが促されることで代謝がアップして痩せやすい体質に近づけます。コリが改善したり、自律神経やホルモンバランスが整ったりもします。
脂肪やセルライトが硬くなっていると痛みを感じるのがデメリットです。ただ、続けて通えば脂肪が柔らかくなって痛みは無くなります。
体質によっては肌が赤くなったりアザが出来たりすることもあります。数日で消えますが、あまりに痛い時は我慢せずにエステティシャンに伝えましょう。
フランスで誕生した脂肪を吸引してローラーで揉みほぐし、皮下脂肪の分解と排出をするマシン。老廃物や脂肪の代謝と血行が促されて、なめらかでハリのあるお肌も手に入ります。
※参考⇒ 痩身エステのエンダモロジーによる施術内容とダイエット効果
特殊なローラー回転機能のある3種類のヘッドを付け替えることで様々な部位に効果的なPRセル。人間の手に近い作りのためハンドマッサージに近い感覚でリラクゼーション効果も得られます。
※参考⇒ 痩身エステのPRセルの施術方法と効果
ローラーと2種類の光照射によって機能を高めたマシン。赤外線A波によって体内温度を上げて脂肪を柔らかくして効率よく燃焼させます。マゼンダ光にはセルライトを分解するほかコラーゲンの生成を促す働きもあって美肌ケアも同時に行えます。
※参考⇒ 光照射、ローラー、吸引の3つを同時に行うルミセルタッチ
イタリアで開発されたソフトレーザー照射と冷却効果のある吸引マシン。ダイオードレーザーがセルライトの分解や脂肪燃焼を促し、血流も良くします。冷やすことで身体本来の暖めようとする力を働かせて身体を温めて体質も改善します。
※参考⇒ セルライトケア専用マシンのトロフィックス
東洋医療に基づいた吸引系マシンの元祖がカッピング(吸い玉)です。ツボにカップを付けて吸引し、滞っていた血液やリンパの流れを改善します。デトックス効果があるため代謝が改善してセルライトに効果を発揮しますが、跡が数日残ることもあります。スライドさせることで更にセルライト除去効果は高まります。
高周波は英語でRadio frequencyなので、略してRF波あるいはラジオ波とも呼ばれます。電極を当てて高周波を流し、摩擦熱(ジュール熱)を生じさせて身体を芯から温めます。むくみがあったり冷え性だったりして体質を改善したい方や、基礎代謝が落ちている方におすすめです。
代表的なマシンはインディバ、サーモシェイプ、ハイパーナイフ、セリストです。
体温を上げることで血流が良くなって代謝アップ、脂肪燃焼の促進、酵素の活性化によるダイエット効果があります。施術後まで効果が持続するのもポイントです。
代謝と血流が良くなることでむくみの解消、顔のリフトアップやお肌トラブルの改善、コラーゲンを生成する繊維芽細胞活性化による美容効果、自律神経が整う効果もあります。体内の温度を上げますが温かさを感じる程度で熱さや痛みはありません。
即効性は無く、2~3カ月かけて複数回の施術を受けて体質を改善していきます。痩せた状態を維持するためには定期的に施術を受ける必要がある点もデメリットです。
ガンを治療するための医療機器として開発されたスペイン製の高周波温熱マシン。身体の下に金属の電極板、上から円盤型の電極を当てることで深部まで電波を浸透させます。じっくり温めも脂肪やセルライトへの働きかけもできます。
40.68MHzのRF波を使う、旧型ラジオ波マシンの100倍の効果があるとまで言われる高周波マシン。電子レンジと同じ仕組みで体内温度を41度近くまで上げてセルライトや脂肪を溶かし、正常なサイズまで小さくします。溶けた脂肪は1~2週間ほどで自然に燃焼排出されます。
顔を含むほぼ全身に使える、脂肪層への熱の伝わりが早い新型高周波マシン。特殊な形状のハンドピースでほぐし効果をプラスしているため、温めとセルライト解消が同時に行えます。
※参考⇒ 痩身エステマシンのハイパーナイフ
エステティシャンの手のひらで施術を受けているようなソフトタッチが魅力のセリスト。気になる部分に機器を数分間ずつあててじっくりと温めていくマシンです。
切らない脂肪吸引とも呼ばれる、超音波や特殊な光を当てることで脂肪細胞の細胞膜を壊して脂肪細胞そのものの数を減らすマシンが脂肪溶融系マシンです。
肥大化した脂肪細胞を溶かしてしぼませる高周波マシンのサーモシェイプも脂肪溶融系と呼ばれることもあります。
キャビテーションや光痩身が知られていて、類似の施術にはハイフ、脂肪冷却があります。
最新の痩身技術で1回の施術でもサイズダウンができるほどの即効性の高さが魅力です。脂肪細胞の数を減らすのでリバウンドがないのもメリットです。
壊れた脂肪細胞から流れ出た中性脂肪は自然な代謝機能により体外に排出されるため、完全に効果を発揮しきるまでには日数がかかります。脂肪が液体化するので施術後に身体を触ると柔らかさを感じます。
細胞膜を破壊しますが痛みはなく、副作用の心配もありません。体質に関係なく効果を発揮して、部分痩せにも適した施術です。
何もしないでいると中性脂肪が周りの脂肪に吸収されてしまう可能性があるので、排出を促す施術と組み合わせるコースが多くなります。マシンの導入費用が高いうえにセットメニュー料金もプラスされるので割高です。
超音波で気泡を発生させて脂肪細胞を破壊するのがキャビテーションです。施術中に骨が振動するキーンという音がしますが、音がでないよう改善されたキャビリポなどのマシンも登場しました。吸引とラジオ波、LEDの3つの機能を併せもつスリーMAXビューティなどもあります。
※参考⇒ キャビテーションエステで痩身効果を得るための情報まとめ
レイペックスは米国FDA(日本の厚生労働省的のような機関)に認可された、特殊な光を当てて細胞壁を溶かすマシンです。新しい技術のため導入しているサロンが少なく口コミなどの情報も少なめです。
※参考⇒ 光痩身エステの効果はあるのか?メリット、デメリットの情報まとめ
虫眼鏡で太陽の光を集めるように超音波をレンズに通して皮膚の下1.3cmに集め、皮下脂肪を瞬間的に高温にさせて細胞の死であるアポトーシスを起こします。脂肪層が2cm以上ある方向けのマシンです。
※参考⇒ 痩身エステにあるハイフ(HIFU)の効果やおすすめサロン紹介
吸引しながら脂肪が凍る4℃まで冷やすことで脂肪細胞を死滅させて老廃物として排出する施術です。施術後の赤みや内出血、下痢が起こる可能性があるほか有用な細胞も壊す恐れもあるため、キャビテーションなどにとってかわられつつあります。
身体を動かす時に脳から筋肉に送る指令と同じ効果のある電流を筋肉に直接流して鍛えるのが筋トレ系のマシンです。英語で書くとElectrical Muscle Stimulationとなるため、略してEMSと呼ばれます。出力を調整できるので脳から指令を受けて行う運動よりも高い負荷をかけられます。
運動不足で筋力が落ちているけれどジムでの筋トレや運動が苦手な方におすすめです。ゲルマニウム温浴やハーブ温浴、ヒートマットなどで身体を温めてから行うと効果が高まります。
プロテクノウェーブ、ボディセラプロなどが有名で、改良を加えた種類のマシンが多くあります。
エステのマシンはパワーが強く、より深くまで届く高周波寄りの周波数で広い範囲を鍛えられます。女性は筋肉がつきにくいため高出力のEMSを使ってもムキムキになる心配はありません。
痩せる仕組みは一般的な筋トレと同じです。筋肉を付けたり活性化させたりすることで基礎代謝をあげ、脂肪を燃焼しやすくカロリーを消費しやすい痩せ体質にします。インナーマッスルも鍛えられるので内臓脂肪も減らせます。引き締まった身体になれて、リバウンドの防止や冷えの解消にも役立ちます。
電気刺激を与えるので、周波数によってはピリピリとした刺激を感じる人もいます。肌が特に弱い方は赤みやかゆみ、炎症を起こす可能性があるのもデメリットです。筋肉痛がでることもあります。
深層筋肉の赤筋を100%稼動させて有酸素運動を促すプロテクノウェーブ。ダイエットに必要な腸腰筋を鍛えるほか、バストアップに効果的な大胸筋も鍛えられます。
7つの専用プログラム・EMSスリムモードのあるボディセラプロ。回転式の電流ポイント刺激プログラムを使えば広範囲を短時間でシェイプアップできます。
次々に最新技術を搭載した機械が開発されていて、特に最新の機器は即効性が高い点がメリットです。狙った部位をピンポイントでケアできるので部分痩せも可能です。人の手では難しい深部の脂肪や筋肉に直接働きかけて高い痩身効果を発揮できるのはマシンならではでしょう。
多機能のマシンも登場していますが、1種類のマシンで得られる効果が限られるのはデメリットです。ただし、組み合わせれば相乗効果を発揮してより高い効果が得られます。例えばキャビテーションの前に高周波マシンをあてれば脂肪が温まってキャビテーションの効果が高まるなどです。
おおまかな特徴を表にすると以下になります。
マシン痩身 | ハンド痩身 | |
---|---|---|
効果を左右する要因 | マシン性能 | エステティシャンの技術力 |
価格 | マシンによるが安め | 高め |
通う回数 | 少なめ | 多め |
リラクゼーション効果 | あまりない | 高い |
凝り固まったセルライト解消 | 得意 | 難しい |
効果が出るまでの時間 | 短め | 長め |
部分痩せのみ | 得意 | 苦手 |
深部への効果 | 高い | 低い |
通うサロンによって効果に差がでる点は同じですが、人件費を抑えられるマシン施術と違って、高い効果を得るには熟練のエステティシャンに時間をかけてトリートメントしてもらう必要のあるハンド痩身は費用がかさみます。
ハンドマッサージによるサイズダウン効果は血液やリンパの流れを促してむくみがとれた結果であって、脂肪が減っているわけではありません。少ない回数、短時間で脂肪を減らせるのはマシンの強みです。
凝り固まったセルライトやお肌の深部への作用を期待する場合もマシンに軍配があがります。全身のトリートメントの一部として部分痩せを行うハンドと違って、マシンは部分痩せ目的だけでの使用も可能です。
ただし、人間工学に基づいたヘッドなどを取り入れているマシンもありますが、リラクゼーション効果はハンドマッサージには劣ります。マシンとリンパマッサージなどを組み合わせているエステもあるので癒しも求める方は検討しましょう。
お肌が弱くマシンが使えない方、全身を細部までトリートメントしてもらいリラクゼーション効果を得たい方にはハンド痩身、リーズナブルに部分痩せや即効性の高い痩身技術を受けたい方にはマシン痩身をおすすめします。
ここまで痩身エステのマシンについて読んでもらいましたが、いかがでしたか?
セルライトに効果的な吸引系マシン、身体を芯から温めて痩せやすく体質改善していく高周波系マシン、脂肪を溶かして無くす脂肪溶解系マシン、筋肉をつけて引き締めつつ脂肪を燃焼していく筋肉トレーニング系マシン。さまざまな痩身マシンがあって、組み合わせることで痩身効果が高まります。
自分がエステに求めるものがセルライト解消、体質改善、脂肪排出、体重減少、ほっそりした見た目、リラクゼーションのどれなのかを考えて、目的に合った施術を見つけてくださいね。
エステや家庭用美容機器として、よく使用されているキャビテーションとはいったい何なのか?キャビテーションの仕組みや効果、そして副作用など危険性についても解説しています。...
自宅の中でもサロンと同じようにダイエットエステができるホームエステ用の痩身機器について解説しています。...